ゲーム攻略完全図鑑

懐かしくて新しい『ブロック崩し(BREAK QUBE)』

 ある日、「App Store」の無料ゲームランキングをのぞいてみると、『ブロック崩し(BREAK QUBE)』(以下『BREAK QUBE』)というタイトルが目に入ったんです。その瞬間、私の若かりし時代のことが、走馬灯のように……。
 いや、失礼しました。当ゲーム攻略完全図鑑編集部員の東МIX(アズミックス)といいます。多少詳しいプロフィールは最後に記載しましたので、ご覧いただければ幸いです。またこれ以後、よろしくお願いします。
 トートツではありますが、最近もっとも気になるゲームのレビューということで、私からはこちらの『BREAK QUBE』ついて紹介させていだきます。

▲何の飾りっ気もないタイトル画面ですが、かえってこのゲームのシンプルさと奥深さを感じさせます。なんか、ワクワクしてきませんか?

アメリカ生まれの『ブロック崩し』

 ゲーム好きな方には知られているタイトルですが、普通の10代、20代ぐらいの方には『ブロック崩しって何なの?』という声が大半だと思います。そこで、少しだけ説明を。
 1976年頃、アメリカのアタリ社製アーケードゲームとして登場。アメリカではそこそこヒットし、日本ではタイトーがライセンスを得て『ブロック崩し』として登場させ、大ヒットしました。
 あの『インベーダー』の敵の配列は、『ブロック崩し』を参考にしたとも言われています。
『ブロック崩し』のゲーム性はとても単純。画面内のボールを画面下のパドル(ラケット)で弾き返し、はね返ったボールを画面の上に積み重なったブロックにぶつけていくというもので、ぶつかったブロックは消えていきます。何度もパドルでボールを弾いて、すべてのブロックを消していくのが目的なんですが、途中からボールのスピードが増したり、パドルが短くなったりして、どんどん難度が上がっていくわけです。
 一見、動体視力と反射神経だけが必要とされるゲームのようですが、私のように鈍い人間やお年寄り、子供でも、コツさえわかれば、意外と続けられたりする傑作です。

『ブロック崩し』から『アルカノイドへ』

『ブロック崩し』は、家庭用ゲーム機として販売された最初のゲームだったと思います。子供の頃、貯めていたお年玉を全部使って、買った記憶があるので(けっこう高価だった)。
 そして、誕生してからおよそ10年後、『ブロック崩し』は『アルカノイド』となって、第2次ブームの到来となりました。ゲーム性はほとんど変わりませんが、『アルカノイド』の場合、パドルからビームを打てたり、ボールが大量に増殖するなどのギミックが加わり、それがゲームの面白さを倍増させたわけです。
 今回紹介する『BREAK QUBE』は、その『アルカノイド』のテイストを持ちながら、独自性も発揮した、第3次ブームを呼ぶかもしれないアプリなんです!

▲ステージは全60。最初の20ステージぐらいなら、けっこうサクサク進むはず。それ以降は、ブロックがドロップするアイテムをうまく使ってプレイしましょう。

『BREAK QUBE』のゲーム内容

 画面中央から落ちてくるボールをパドルに当ててはね返し、そのボールが画面の上のブロックを消していくのは、従来通り。ただ、『BREAK QUBE』は『アルカノイド』のように、ドロップアイテムを取ることで、パドルが長くなったり、ボールが3つ以上に増殖していくんです。また、ブロックからドロップする赤い玉を取ると、ボールがブロックを貫通するようになり、これまでとは異なる爽快感が味わえます。さらに、1ゲームだいたい30秒程度。長くても1分ぐらいで終わるので、ちょっとした時間待ちや、電車内などで気軽に楽しめます。
 ステージは全60。ボリュームがあるうえ、難度も高く、短時間とはいえかなり遊べます。
 以下は、ゲームに登場するギミックの一部を紹介します。

ギミック① ボール拡散

 ブロックからドロップする白い玉をパドルで取ると、ボールが3つに増加します。しかも、ずっと効果は続きます。もし増加中に、再度白い玉を取ると、ボールは6つに。さらに取れば9つにと、増やすことが可能です。

▲ボールを3つ以上にすると、ステージクリアの時間が短縮できます。ただ、3つ以上の状態を維持しようとはせず、つねに1つか2つのボールにのみ集中してパドルを操作してください。

ギミック② 貫通弾

 ブロックがドロップした赤い玉を取ると、ボールが一定時間ブロックを貫通することができるようになります。ブロックの中には、通常手段では壊せないものも出現しますが、このアイテムを取った後にボールを当てれば、貫通して消すことが可能です。

▲一定時間だけなので、通常なら壊せないブロックなど、目標とすべき障害があれば早めに壊しましょう。もし、画面中のブロックがすべて壊せるものであれば、無理して取る必要はないです。

ギミック③ パドル拡大

 ブロックがドロップした緑の玉を取ると、パドルが少しだけ長くなります。さらに、緑の玉を取るだけ、長くすることができます。ただ、制限時間があり、過信はしないようにしましょう。

▲パドルは3段階まで拡大できますが、4段階以上は未確認です。けっこう早く効果が切れますが、ひんぱんにアイテムがドロップされるので、積極的に取っていきましょう。

ギミック④ ブロックが降りてくる

 画面の上に位置するブロックは、しだいに下へと降りてきます。もし、残ったブロックが1つでもパドルの位置まで降りてくると、ゲームオーバーです。ステージ後半になると、通常では壊せないブロックが先頭に配置されていたりするので、そのときは早めに赤い玉を取って、貫通させて消しましょう。

▲このゲームの最大の特長です。スタート直後からじわじわとブロック全体が降りてきて、先頭のブロックがパドルの位置にくると、強制的にゲームオーバー。なるべく手前のブロックから消していきましょう。

ギミック⑤ 鍵

 これにボールを当てるとステージクリア。従来の『ブロック崩し』とは大きく異なるところで、これがゲームをスピーディに、そしてトリッキーにしている要因ともいえます。後半ステージになるほど、数多く出現するので、ブロックが下へ降りてくる前に、ボールを当てて消してください。

▲ボールが鍵に当たれば、鍵が消えてステージクリアに。ステージが進むにつれて、2つ、4つと鍵も増えていきます。がんばってすべて消してください。

まとめ

 かの俳優・声優である大山のぶ代氏は、『アルカノイド』が得意だそうで日本では3本の指に入るほどの実力者とか。この私だって、持っていた家庭用ゲーム機なら、それなりの実力者だったはず(たぶん)。でも、『BREAK QUBE』はステージ30が限界です。とはいえ、ボールの予想しない反射と動きにイライラしてゲームを頓挫しても、数分後には、またスマホでプレイしている。そんなゲームが、『BREAK QUBE』なんです。なんといっても無料アプリなんで、一度はプレイしてみてください。


TOP