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レース+パズル+アクション!車の方向を決めろ!アプリ「Does not Commute」のレビュー

レース+パズル+アクション!車の方向を決めろ!アプリ「Does not Commute」の感想・レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

Does not Commuteとは

Does not Commuteはカジュアルアクションレースゲームにパズル的な要素を合わせた秀作です。ゲーム内は町の一部をデフォルメしたコースです。ここでプレイヤーである貴方は指定位置から指定位置まで車を動かします。最初は1台ですが、プレイするたびに車が増えて通行の邪魔をしてきます。そう、プレイヤーが前回まで動かした車全てが同時走行しているのです。この混雑した交通状態の中で最後まで車を走らせる事が目的のレースゲームです。

ゲームは広告なしで無料でプレイできると唄っていますが一応体験版に近い扱いと思ってください。複数のコースを攻略できるのですが、コースが新しくなるたびにチェックポイントを作ります。アプリ内からプレミアム版を購入すると、いつでもこのチェックポイントからスタートできるようになります。つまり、無料のままだとゲームオーバーの後、いつも初めのステージからプレイするファミコンみたいな方式のゲームになります。簡単なステージなら問題ありませんが、難しくなってくると1ステージ10分以上余裕でかかるコースもあるので中間セーブがないのはなかなかキツイかなと思います。ただ、無料だけで遊ぶとしても新感覚のレースを楽しめるため紹介します。

なお、Does not Commuteを開発したインディーズデベロッパー「Mediocre AB」は優秀なカジュアルゲームをいくつも排出していますので興味があればDoes not Commute以外もプレイしてみてください。

プロモーションムービー

Does not Commuteのレビュー

初めは寂れた郊外、続くと交通渋滞さながらの道路

プレイヤーは街のある区間を通行します。開始地点は決められており、街のある部分を指定されますのでそこまで車を走行させます。車は自動で前進し、右タップで右カーブ、左タップで左カーブをします。障害物や他の車に当たると著しく速度が落ちます。制限時間が画面上に表示されており、0になるとゲームオーバーです。街に数字の書かれたマークが落ちていた場合、その地点を通貨すると制限時間が数字の分だけ増えます。ここまではカーブアクションのレースゲームとしてよく見かけます。

▲走行する前にスタート地点とゴール地点が示されます。

面白いのはここからで時間的なパラドックス概念がある事です。1台目の車でクリアすると2台目の車を操作する事になります。トラックやスポーツカー、スクールバスなど様々な車のそれぞれで動作挙動が異なる事も特徴の1つです。外見は一目瞭然ですが、スタートダッシュ速度、カーブを曲がる挙動、速度がそれぞれの車で異なります。制限時間の残りは1台目を引き継ぎます。

2台目の車は1台目の車とスタート位置、ゴール位置共に異なります。そして大きな特徴は1台目の車にぶつかるとビルなどに激突した時と同じようにクラッシュ状態になり著しくスピードが落ちる事です。そのため、1台目の車とかち合わないように進めなければなりません。

さらに3台目の車を運転する時は1,2台目が同時に走っています。4代目は1~3台目が……と新しい車を動かすたびに自分が操作する以外の車が自動で動いています。台数が多くなればなるほど交通が混雑して衝突しやすくなります。これを複数台繰り返してクリアするとチェックポイントになり、次のコースでまた1台目から開始する事になります。

▲数が多くなるとミスも多くなります。

トライ&エラーを繰り返すパズル的なレースゲーム

Does not Commuteはスタントレースゲームとしてのアクション面とパズル的な側面が両立しています。後先考えずに大通りを通ってばかりいると後半、自分の車に苦しめられ泣く泣く遠回りをする事になります。前半、時間をかけてクリアすると後半に時間がなくなります。そのため、効率良くゴールした上で後の自分のために道を遠慮して進む必要もあります。それぞれの車の挙動が異なるため、各挙動に合わせて動作を指定するアクション要素も高いです。

アクション的な動きが悪く時間をオーバーした、早くゴールできそうだが道を占有してしまった。こういう事態になった場合、いつでも巻き戻しボタンがあります。巻き戻し前と比べて1秒分のタイムロスをしますが、その台数目の車が走り出すところからスタートし直す事ができます。走行場所をしっかり把握しながらも上手にアクションしないと思ったとおりに進んでくれないジレンマもあります。

ただ、後半の車がどの位置からスタートしてどこにいくかを把握するのは実際にそこまでプレイしないと分かりません。そして前の車に逆戻りする事はできません。そのため、1回目は適当に進んで偵察し、2回目は偵察した後の車の進行方向の邪魔にならないように車を走行させる事になります。が、2面以降はプレミアムじゃないと1面からやり直しになるのが問題だったりします。

▲橋の上からジャンプ!なんてテクニカルな行動もできますね。

英語が残念

ゲームにあまり関係ない部分と言えば関係ない部分ですが、次の車が走る前に会話があります。英語です。前に走った車と今走る車が同時に存在する平行次元パラドックス的なストーリーらしいので少し気になりますね。ただ、メニューはゲームは直感でわかるので、あまり困る事はないかなとも思っています。

▲英語でさえなければ

まとめ

パズルとレースが混じった一風変わったアクションゲームです。買い切りゲームの体験版的は無料部分だけでも質がいいゲームが多いのですが、Does not Commuteもその中の1ゲームです。後の事を考えながら走るレースゲーはこれぐらいでしょう。そして、それが不満になるわけではなくゲームデザインとして取り入れられているので面白いのです。とりあえず無料でダウンロードできるので試してみてはいかがでしょうか。

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