『～オンシがやっちゃうよ♪』サイト内フラワーナイトガールの世界 １
＜下の注意をちゃんと読むんだよっ♪
※注意っ！
このページの内容ってのは、あたしが騎士団学校で学んだ知識なんだけど、全部が全部覚えているワケでもないから80％…いや60％…。う～ん、やっぱ2％くらいの正解率程度のつもりで目に入れてね。…なんなら覚えなくてもいいよ。そうしてもらった方があたしも気が楽だからっ♪ 基本的に設定無視と思っていればOKだよ♡
オンシジューム知識：
用語と（知ってる範囲の）意味とか伝承とか都合の良い解釈とか？
1000年戦争
概ね1000年間続くと言われる害虫との戦いのコトなんだけど、あまりにも長い戦乱の中、今では正確な数字を出せる人が居なくなっちゃったの。
…まあ、あたしから言わせてもらっちゃえば、1年でも1000年でも変わりはないんだけどね。だって、あたしも一応は騎士として戦っている身なんだし、それ以前に物心ついた時からこんな時代だしね。
これが戦乱の世と言われれば『ふ～ん』って感じで、実はこれが平和なんだよ、って言われても、きっと『ふ～ん』としか言いようが無いんだろうな。
様々な花や草木っていうのは、その名前が付けられるよりもずっと前から大地に息吹いていて、その記憶は伝承しながら今のあたし達にも受け継がれているんだけど、すっかり忘れちゃったんだよね。その『平和な日常』ってのは。悲しいけど、今は仕方ないか。
…ま、今言えるのは、少しでも早くこの戦いを終結させないとね。…ってコトだな。…うん、いいコト言ったな、あたし。
騎士団学校
この世界を守るための騎士を養成する学校の事だよ。もちろん、あたしもそこの卒業生の内の一人だよ。
『卒業生』って聞いて『ん？』って思った？ 失礼しちゃうな、あたしだってちゃんと学んだんだから。まあ、花騎士の全ての人が必ずしも騎士団学校を卒業したワケじゃないんだけどね。中には在学中なのに一緒に戦っている人も居るし。良く言えば充分な力を持っていて将来有望な人かも知れないけど、悪く言えば、それだけ世界が切羽詰まっているのかもね。…どーでもいいか。
…で、騎士団学校の話に戻すね。
騎士団学校ではこの世で生きるために必要な一般知識の勉強はもちろんするけど、やっぱり騎士としての戦い方の勉強がメインになったっけな。実践形式とか実践形式とか…あれ？
す、スキル練習とかもしたよ！ あたしはいつも『やり過ぎだ』って怒られていた気がするけど…。
ちょっと下見て。これは花騎士学校での実践形式による模擬戦…
…が終わった後の、きゅっ、休憩時間っ！！ 写真、紛失したっっっ！！
…以上っ！ 花騎士学校の説明は終わりだよっ！
団長 その１
団長というのは、つまりあなたの事だね。あたしにもあたしの団長がいるよ♪
団長は色々と大変な立場にあって、…ちょっと長くなるけどいい？
あたし達花騎士をまとめる団長の能力っていうのは、早い話、強い！ この一言に尽きるワケで、少し前までは男だけで編成された部隊が害虫と戦っていたのが当たり前だったのよね。
でも、長く続く戦乱は強い上に繁殖力の高い害虫相手にやや不利で、気が付いた頃にはスプリングガーデン全土の男性人口が壊滅的激減に追い込まれていたの。というコトで、今では男性が直接戦闘に介入する事は絶対禁止なんだって。
この世界では女性はポコポコ生まれてくるけど、反対に男性は生まれれば運が良いと言われるくらいになかなか誕生してくれない。この辺は生命の神秘ってヤツだよね。
また、男性には女性にない幾つかの能力があって、その中でもとりわけ男性が重宝される能力が『地域監視・極陽開放・無限回収・交信術』の4つなんだ。ひとつずつ説明するね。
・『地域監視』
あたし達花騎士にはわからない感覚としか言えないんだけど、男性戦士で『団長』と呼ばれるクラスになる頃には幽体離脱？ …って言ったら気持ちワルイか。まぁ、自分自身の精神みたいなものを上空に浮かせて、そこから一定範囲の地上を見下ろす事が出来るらしいの。しかも肉眼で見る訳じゃなくて心の目で見るとか何とかで、深い森の中だろうが険しい山岳地帯の岩肌の向こう側だろうが、どんな条件下でもあたし達や敵の位置は常に確認出来るらしいよ。
…とはいえ、戦地となるフィールドには害虫の仕掛けた細工があって、離れた位置に居る団長の声を一切遮断しちゃうんだって。だから団長からは見る事も喋る事も出来るけど、地上のあたし達からは見えない聞こえないで常時連絡を取り合う事は不可能なのよね。
↑団長にはこんな感じで見えるらしい(イメージ）。
…で、次の項目でこの『地域監視』が活かされるんだ。さ、次行こ。
・『極陽開放』
害虫も陽力が無ければ生きていけないんだけど、草木ほどに好むワケではなく、どちらかと言えば苦手分野。だからフィールド上にゴミ集積場のような感じで一ヶ所に集められていたりする事もあるんだけど、これは花騎士のあたし達にとっては好都合なのよね。
あたし達は害虫の嫌がる陽力を見付けるのが得意で、戦うついでに害虫の身体に存在する陽力を抜き取る事もあるんだけど、そうして手にした揚力を随時団長に吸い取ってもらうんだよ。…投げてホイヨって感じじゃないよ。あたし達には団長が見えないし。
どうやって吸い取ってもらうかというと、これも団長の能力の『無限回収』だよ。
団長は花騎士の手にしたモノや目にしたモノとかを一方的に回収する能力があって、陽力もシャインクリスタルと呼ばれる形状にして回収が可能なの。
もともとシャインクリスタルは熱を持っているんだけど、団長がそれを集め、凝縮する事でそのエネルギーが爆発的に上昇するんだ。それを遠くから『えいっ！』って言ってるかどうかは知らないけど、仲間のピンチの時なんかに敵目がけて投げつけてくれるんだ。これを『極陽開放』って言ってるよ。凄い威力なんだから！ …たまにとばっちり食らうけど。
・『無限回収』
たった今の『極陽開放』でも少し触れたけど、団長が吸収できるのははっきり言って全て。あたし達が気付いた物の全てを回収しちゃうよ。この世界は緑に覆われている部分が圧倒的に多いから『種』は理解出来るんだけど、何故かそれ以上にゴールドが落ちているんだよね。それこそ草の数ほど。
ゴールドは何かと必要だから有難いんだけど、あんなもの何千枚も持ってジャラジャラ言わせながら戦えないからね。いっぱい落としちゃいそうだし…。この回収能力はすこぶる便利だと思うよ。…あれ？ このゴールドって、昔の騎士様達が落としたものなのかな？ 昔は男性騎士も戦っていたっていうし、回収も出来た筈だし、でも回収したまま戦っていた筈だし…あれ…？
・『交信術』
この世界の創造主と言われる『ウンエイ神』って神様がいるんだけど、嘘か本当か、団長ってその『ウンエイ神』と交信する事が出来るらしいんだよね。
例えば緊急任務をいち早くに察知出来るのも『ウンエイ神』のお告げとか言うし、たまに空からぽろぽろ降ってくる華霊石っていう石も…なんだっけ？ 『でーえむえむまねー』？ …とか言うのを捧げる事でどかどか降らせる事も出来るらしいよ。
でね、あたし聞いたんだ。
『団長も華霊石いっぱい持ってるの？』って。
そしたら『ムカキン属性には無理なんだ』ってしょげられちゃった。『ムカキン属性』っていう属性の意味が分からなかったから、『がんばればいい事あるよ！』って言ったんだけど、もっとしょげちゃった。…どうしてだろう？
本当に長くなっちゃったね。疲れたでしょ？ だから続きはまた今度ね♪
