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ブラザーインアームズ3 Son's of Warの感想・レビュー

基本無料の本格的なサードパーソン・シューティングゲーム「ブラザーインアームズ3 Son's of War」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

ブラザーインアームズ3 Son's of Warとは

GAMELOFTから第二次世界大戦の史実を元にしたFPS「ブラザーインアームズ」の最新作が配信されました。元々2までは、PS2.PS3.XBOXなどの据え置きゲームマシンやDS,PSPなどの携帯ゲーム機で発売し、欧米では人気がある作品で、日本でも一部のFPS好きには好評のシリーズです。2014年1月に基本無料としてブラザーインアームズ2がGAMELOFTからスマホで配信しています。基本無料に成功したためか、3も同様に基本無料のスマホゲームになったようです。

ゲームは世界大戦中の歴史をなぞるように進んでいきます。前作と比べると圧倒的にリアルとなった風景描画に、息遣いや銃の反動、攻撃を受けた際の衝撃など音・画像・操作感共にリアル描写を貫いています。左手で照準を合わせ、右手で視点移動、据え置き組からすると少々厄介ですが、慣れるとなかなか操作しやすいです。

プロモーションビデオ

レビュー

リアル描写

ブラザーインアームズ3はリアル描写に相当、気合が入っています。風景で言えば、木々、川の流れ、煙、人々で言えば巡回中の兵士の動き、ヘリからの登場シーン、そのなにもかもがリアルです。そして次は音、銃撃の位置、戦争中のざわめき、兵士の息遣いなど、こんなものまでと思えるものまで音に力が入っています。そして主人公ダメージを受けると画面のエフェクトでダメージを受けた様子がわかります。そして体力が30%以下になると視界が悪くなり、周りの音が聞こえにくくなります。

豊富なやりこみ要素

実績解除、武器の購入・強化、隊員集めなどのやり込み要素があります。隊員とは主人公と一緒に戦場に旅立つ仲間で、1つのステージで1人選んで共に戦います。それぞれ使用武器などが異なりステージによって不向きもあります。隊員選びや武器選びなどの戦略性もあります。

ストーリー描画

戦争ゲームとしては珍しく、隊員個人のプロフィールが設定されており、世界大戦中の様子を表した内容は素晴らしい。ゲームの要所要所はムービーで表現しています。

ミッション中の一幕。会話1話1話に重みがある。

飽きさせないミッション

基本は隠れて撃つの繰り返しです。どれだけ異なるステージでもこの流れは変わりません。ただ、それで飽きてしまうかと言えば、様々なパターンが用意されていて面白いです。例えば主人公チームの周りには土嚢があり、土嚢を盾に四方八方の敵と戦う必要があるステージがあります。一方向で隠れて撃つを繰り返していると別方向から狙われる。他にもガトリングガンが設置されており、既存武器の変わりにガトリングガンで攻撃するステージもあります。ステージ構成も考えられて作っています。

仲間ソルジャーの画面。それぞれ扱う武器などが異なり計12人います。ミッションで条件を満たすと購入できるようになります。

課金要素

基本無料と考えれば当然なのだが、ゲーム中に入手できるゴールドが少ない。また、課金しないと入手できない武器も存在します。私がプレイした限りでは限定武器の必要性は感じられない。ただ、ゲームの難易度は高く、初心者には武器強化が必須なため、ゴールド稼ぎの繰り返しプレイが求められます。特に、安定性が低いと操作がしにくいため、必須です。なお、課金武器はチート武器なのでゲームバランスを崩す恐れがあります。チートヒャッホーな場合は良いが、標準のゲームバランスで楽しみたいたい場合、課金はゴールドなどにしておくと良い。

高難易度

欠点かどうかは微妙だが、難易度が高い。特にこの手のゲームに慣れていなければ、ゴールド溜めの繰り返しプレイに翻弄され、それでもクリアできない恐れがある。ただ、理不尽な難易度というわけではなく、繰り返しプレイでパターンを見極めれば対応できる。正に「ゲーム」としての感触があります(ただし武器などをゴールドで改造するのは必須)。

敵が固い

高難易度の原因の一つです。そして、リアル描写の中で一際、リアルじゃない感が目立つ部分です。課金要素の影響ですが、銃が敵に命中しても、ほとんど無傷で動きも変化なく、こちらに攻撃してくる様はリアル描写とはほど遠く、残念に思った部分の一つです。

まとめ

サードパーソン・シューティングゲームとして、非常に高いレベルでまとまっています。難易度は高いもののブラザーインアームズの最新作として相応しい出来となっており、特にリアル描写の作り込みは文字では伝えられない程臨場感があります。初心者には厳しいゲームかもしれないが、それでも一度試してもらいたいところです。

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