攻略記事

対戦カジュアルゲームの集大成アプリ「東京カジノプロジェクト【カジプロ】」のレビュー

コロプラが送る対戦ミニゲームの集大成アプリ「東京カジノプロジェクト【カジプロ】」の感想・レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

東京カジノプロジェクトとは

コロプラが2014年冬に発表した3タイトル「東京カジノプロジェクト」「ランブルシティ」「バトルガールハイスクール」その1角となります。白猫プロジェクトで培った技術を惜しみなく注ぎこんだ1作です。

プロモーションムービー

東京カジノプロジェクトのレビュー

リッチなカジュアルゲー

リッチなビジュアルで簡易的な街作りゲームと対戦形式オンラインカジノを模した複数のミニゲームが詰まったアプリです。プレイヤーは街を発展しながら貯めたコインでカジノに勤しみ、カジノで儲けた景品で街を発展させます。が、メインはカジノで遊べる複数のミニゲームですね。ミニゲームの中で1つでも面白いゲームがあれば東京プロジェクトには価値があると言えます。逆に全てのミニゲームが詰まらなければ今後のアップデートに期待ですね。ミニゲームの面白さはゲーム本編とは独立してますからアップデートによっては急に面白くなる可能性があります。

カジノは自動オンラインマッチの対戦カジュアルゲーム

東京カジノプロジェクトはリゾート開発とカジノに分かれますがカジノ部分は対戦できるカジュアルゲームの集合体ですね。それぞれチップ(カジノ内の通過)をかけながらプレイします。勝利すればチップを入手し、失敗すれば賭けチップが失われます。ミニゲームを開始するとオンラインで自動マッチがはじまります。1ゲームそれぞれ30秒~1分30秒程度の短いゲームのみです。ゲーム途中の退場は場代のチップを取られてしまいます。ゲームは現在バカラ・パターゴルフ・スロット・ブラックジャック・ルーレット・ポーカー・リバーシの7種類です。それぞれカジュアルゲーながら凄くリッチに作っています。ポーカー、ブラックジャックそれぞれ類似のアプリと比較しても面白いですね。

バカラ

トランプを捲りギャンブラーかディーラー又は引き分けにかけます。ゲーム開始後、ギャンブラーとディーラーが1枚引きます。その後、一番賭けたプレイヤーが1枚引きます。9点に近い点数を取った方に賭けたプレイヤーが勝ちになります。場に出たプレイヤーの中で一番賭けないと完全オート進行なので面白くありません。チップが豊富にある時に楽しむゲームですね。

パターゴルフ

一直線の簡易的なミニゴルフです。左右に視点移動してボールを飛ばす方向を指定して決定。その後ゲージが左右に動くので最適な玉の強さで決定します。3回までにホールインする必要があります。3回でゴールできなかった場合は対戦相手と点数勝負です。対戦なので相手が先にゴールしたら勝負も終了します。かなり簡易的なゴルフですが気軽に出来てなかなかしっかりしたミニゲームです。

スロット

スロットで遊びます。演出はかなりリッチですな。3ライン揃ったらチップが増えます。完全に運であっという間に終わります。777取れたら気持ちいいですが凄まじい勢いでチップを消費していきます。

ブラックジャック

カードを増やしていき21に近い数にします。21を超えるとバーストして失格となります。ディーラーと勝負してディーラーより大きければ勝利です。実際の他プレイヤーが見えるのでライブ感がありますね。

ルーレット

ルーレットが入るマス目に賭けます。偶数・奇数、赤・黒など範囲で賭ける事もできれば1つの特定数字に賭ける事もできます。他プレイヤーがチップをどこに賭けたかを見る事ができます。ルーレットの回転は本格的っぽく作ってあります。

▲賭ける画面。各プレイヤー当たりと思う場所にチップを置きます。

▲ルーレットの演出は何気に気合入っています。

ポーカー

特定の役を揃えるおなじみのゲーム。カードの変更は1回。対戦相手は最大4人です。ポーカーは他にも対戦用のフリーアプリが存在しますが、演出がリッチなので東京カジノプロジェクトでプレイすると他アプリよりも新鮮な感覚です。

リバーシ

オセロの事です。ただ、8×8マスではなくマス目が変形しており長方形ではありません。またマスの途中が穴である場合もあり、普通のオセロに慣れていても全く同じ戦法は通じません。またプレイヤーと対戦相手それぞれの全体持ち制限時間がそれぞれ90秒しかなく、制限時間内に置けなければ勝負が終了して自動敗退となります。この特殊盤面リバーシは他アプリで見た事がないうえに面白く個人的にはミニゲームの中で一番アツいゲームで、もう何度もプレイしています。

▲このようにマスが特殊です。角取りは基本ですが今までのオセロの攻略法はあまり役に立ちません。

▲私が苦手としている盤面。とにかく置ける場所が最初から少なくて1手のミスが命取りになります。

あまり利用しないプニコン

コロプラの出す新作3作はどれも指一本でアバターを動かすぷにこん機能を搭載しています。東京カジノプロジェクトではこのプニコンによってカジノ内を自由に動けます。カジノ内は他プレイヤーのアバターもいて賑やかです。しかし、オンラインでプレイ中の沢山のアバターが動いているだけの画面であり、カジノ内のゲームはゲームセレクト画面で一発で動けます。カジノ内にチップが落ちているので動く必要は多少ありますが積極的に動く必要がありません。そのため東京カジノプロジェクトに限ってはあまり必要性を感じません。

▲実際に動かせるカジノの画面

オンライン対戦ゲームプラットフォーム

私は東京カジノプロジェクトをカジノゲームでなく対戦カジュアルゲームの集合体のおまけにリゾート開発の要素がついたゲームと思っています。リバーシやゴルフもそうですが、あまりカジノとは関係ないミニゲームもあります。コロプラさんには面白いミニゲームを増やして欲しいと思います。

欠点としては、ローカル対戦モードがない事ですね。オンラインで自動マッチングするため、いつも相手は見知らぬ第三者です。ミニゲーム部分が優れているだけにローカルで友人と対戦したくなります。特に変形マスのリバーシ、あれは知人とプレイしたいゲームです。ただ、東京カジノプロジェクトはチップを賭ける事が前提です。知人と対戦できると不正ができてしまうので禁止にするしかないのでしょうね。チップを賭けずにプレイできると課金の仕組みが崩壊するのでそれも難しいです。この部分が残念でなりません。

おまけ的に楽しめる街作りゲーム

コロプラさんはカジノとリゾート街作り2つが楽しめると宣伝していましたが、街作りはカジノのコインを稼ぐためのおまけレベルですね。「おまけ」と言うのは質が低いわけでなく、カジノの合間に軽く楽しめるレベルの簡易的な設計思想で作られています。ヘイホーやSimcity BuildIt、ほしの島のにゃんこのようにあれこれ立てて資材を集めてと考えてプレイするようには作られていません。どちらかと言えば同社のRPG白猫プロジェクトのタウンに近いプレイ感覚です。

▲序盤のリゾート前景。おまけ的と言っても画面は結構、凝っています。上へスワイプすると全面が移動するのでなく拡大して目的位置へ移動します。

土地を立てる場所は大きめの区画で区切っており、あまりデザインに凝る必要は感じません。(勿論凝る事もできますが)

リゾート開発からホテル・カジノ・ショップなどを選択して建造します。建造するとマイリゾートにお客さんが訪れるようになってきます。東京カジノプロジェクトが他街ゲーと異なるのは、お客さんを運ぶ交通機関も作る必要がある事でしょう。序盤はバスを購入し、リゾート入り口から様々な施設に移動します。お客さんはバスに乗り施設に移動、そして初めてお金を落とします。施設などをレベルアップするとリゾートに訪れるお客さんの人数と施設の利用代金が大きくなります。

東京カジノプロジェクトの街作りで大きな特徴を挙げると、施設を作るのに特定素材を生産する必要がありません。カジノの景品でしか買えない施設やレベルアップもありますが、リゾートの方で生産施設を作り、鉄がないから鉄鋼場のレベルを上げるなどあれこれ考える必要がありません。そのため、あまり考える事なくサクサク開発が進みます。

▲街ゲーでよくあるライバルリゾートの顔見せ。

▲バス運行ルート。ちゃんと全ての施設を通るように運行してくれないと暇な施設ができるので何気に大事だったりします。ちなみに初期で利用できるバスは遅くて停留所で待ちくたびれてお客さんが怒り帰ってしまうことも。

街作りを求めるプレイヤーには物足りない

上記のようにあくまで街作りはカジノにもう一つエッセンスを加えるためのおまけ要素と考えています。リゾートは人々やバス・フェリーなどが動き回るし、グラフィックも今までの街作りゲーと雰囲気が異なるので見ていて楽しいです。横断歩道に人がいるとバスが一時停止したり見ていると芸も細かいです。しかし、攻略はカジノと連動しており街作り単体を楽しむ事は不可能です。また本格的に細かな設計をしながら街の発展を考えるほどシステムが作りこまれていません。メインはあくまでカジノです。カジノの息抜きとして遊ぶ分には面白いですが、カジノに興味ない方が街作りのために東京カジノプロジェクトをプレイする必要性は感じませんでした。

▲レベルアップで解放できる施設も少なく基本はカジノのプレイ回数で解放されます。

お金が貯まる爽快感と本日の無料コイン

施設に売上げが出るとコインを入手できますが、他の街ゲーと比べてコインの入手量が多く感じます。まだ序盤だからの可能性がありますが、建設でコインに困る事はなさそうです。建設にかかる時間に貯まるコイン量は充分、次の建設に回せます。

コインはカジノで使える通過チップに変換できます。東京カジノプロジェクトはカジノのゲームですからリゾートで貯まるコインはカジノの本日無料で遊べるコインボーナスと考える方が無難ですね。リゾートを発展する事によりカジノで使えるコインが増える特徴もあります。つまりカジノを楽しみたいならリゾートも発展させてくださいという事ですね。そのため初心者が楽しめるように上記のような簡易的な街作りシステムになっているのだと思います。そして、街作りにハマったらランブルシティへどうぞという事でしょう。

リゾート作りとカジノの相互関係

東京カジノプロジェクトはリゾート部分とカジノ部分がかなり密接に関わっています。リゾートは施設を作る必要があります。序盤は必要ありませんが新施設はカジノの景品で入手できます。カジノの景品はチップ(カジノの通過)と交換します。基本的にカジノを指定回数プレイする事で購入できるようになります。つまりカジノをプレイしないと街の発展が止まっちゃうんですね。逆にリゾートではコインを入手します。コインは建物のレベルなどに作用します。これはカジノで使用できるチップに変換ができるので元金代わりです。またリゾートのレベルが上がるとコインからチップに変換できる最大量が増加します。コインに物を言わせて景品を交換する方法をする場合は必須ですね。またレベルが上がるとカジノで賭ける倍率が大きい場を選択できるようになります。

▲リゾートのレベルアップはカジノにも影響を及ぼします。

▲カジノにリゾート用のアイテムが販売されています。

意欲的な課金モデル

詳しくは別ページで考察を作りたいと思っているのですがコロプラさんは課金周りの仕組みでユーザーに新体験を与えようとしている節があります。当ゲームは街作り方面で時間短縮の課金仕様はありますが、ゲームのメインはカジノです。本日使える無料分のコインが無くなりカジノでスってしまったら課金してもらうモデルです。これ、何かに似ていませんか?私はすぐにハンゲームを思い出しました。カジノと表現していますが、東京カジノプロジェクトの本質は対戦ミニゲームが楽しめるゲーム総合プラットフォームです。かつて栄光を誇ったGREEやモバゲーの仕組みをゲーム内で簡易的に実現したと言ってもいいでしょう。ゲーム内のコインはモバゲーならモバコイン的な存在でしょう。

さらに面白いミニゲームが増えないと東京カジノプロジェクトが爆発的な売上げを記録する事はなさそうな気はしていますが可能性を感じるアプリです。

特徴はミニゲームで1つでも面白いゲームがあればユーザーはたまに遊びにきてくれる事です。毎日である必要はありません。1ヶ月に1度でもミニゲーム目的でログインしてくれればいいのです。そこでユーザーが目にするのは新たに追加導入したミニゲームです。新たなミニゲームにユーザーは興味を持つかもしれません。白猫プロジェクトでもスタミナの変わりに成長と街作りの課金システムを取り入れていましたが、スマホゲームの常識を破る企業の第一候補かもしれません。

まとめ

街作りが嫌いでもかまいません。カジノが嫌いでもかまいません。カジノゲームの中で何か1つでも面白いゲームがあればたまに起動して遊ぶのがオススメのアプリです。街作りや他のカジノをして景品をもらっったりと様々な事ができますが別に街作りも他のミニゲームもしなくてかまいません。本質は好きなミニゲームで遊ぶためのアプリです。例えば面白いポーカーアプリを探す場合は東京カジノプロジェクトを思い浮かべてください。私は特殊盤面リバーシをプレイするためにこのゲームを続けます。

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