踊り騒げ!松野家神輿!
エピローグ
5人 | なんで許しが出てんの!? |
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十四松 | 担ぎ手がいないって言ってたし。 ぼくらがやります!って、言ったら是非って。 |
おそ松 | まじかよ……。ど、どうするよ!? やっぱり無理。 って、言ってきてもらった方がいいんじゃね? |
チョロ松 | そんな事言ったら、この祭りに 二度と参加できなくなっちゃうんじゃ……。 |
トド松 | ねぇ、なんで!? なんで、十四松兄さんは ああいう許可取って来れるの!? |
一松 | し、しらない。 あいつのああいう部分は謎だらけだし。 |
カラ松 | ずぶ濡れになっただけで、 出店の人達から色んなものを貰ってくるし。 |
トド松 | もしかして、十四松兄さんって 結構裏で何かやってたりするんじゃ……。 |
十四松 | ……? |
5人 | いやいやいやいやいや、 ないないないないない。 |
チョロ松 | 十四松に限って、 まさかね。 |
おそ松 | だよな、あの十四松だぞ? ボケにボケをかぶせて、 手数で攻めてくる。あの十四松なんだぞ。 |
一松 | 今、そこ関係ない…。 |
カラ松 | しかし、まじで言っているのか? オレ達が神輿を担ぐっていうのは。 |
トド松 | 嘘でしたー!っていうオチ? あー、もしかしたらあるかも。 |
おそ松 | 一松、お前、十四松にまじのやつなのか ちょっと聞いてきて。 |
一松 | おれが? |
チョロ松 | 頼む、一松。 今、ちゃんと聞けるのはお前しかいない。 |
一松 | わ、分かった |
…………。 | |
一松 | …。 |
4人 | ど、どうだった? |
一松 | ま、まじのやつみたい。 |
おそ松 | どんぐらいまじのやつ? |
チョロ松 | そこ、細かく聞くか!? まじのやつはまじのやつでしょ!? |
一松 | まじで真面目に正真正銘 ガチの本気の真剣な極みのまじ。 って言ってた。 |
チョロ松 | いや、どんだけだよ。 つーか、言っている単語の意味、 全部一緒だから! |
十四松 | どうすんの? |
5人 | !? |
十四松 | 担ぐの?担がないの? どっちにすんの? |
5人 | か、担がせていただきます。 |
十四松 | アイ! |
…………。 | |
十四松 | はい! ラッセラーラッセラー、ラッセラッセ! ラッセラー! |
おそ松 | く……。 なんでこんなことに…! |
カラ松 | まさか、本当に神輿を 担ぐことになるとは…! これは予想できなかった! |
チョロ松 | いや、いくらなんでも こんな事、予想できないでしょ!? |
一松 | …し、死ぬ……。 もう無理…! |
トド松 | ちょっと!気をしっかり持ってよ! 一松兄さん!もうちょっとだから! |
おそ松 | お、おい! 今、急に重くなったぞ!? 誰か力抜いてないか!? |
カラ松 | じゅ、十四松! 百歩譲って神輿の上にいるのはいい! が、オレの顔を踏まないでくれ! |
チョロ松 | ちょ、誰か今 足踏んだだろ!? 誰が踏んだ!? |
一松 | …………。 |
トド松 | ねぇ、みんな!一松兄さんが! 魂抜けた顔しながら、 よだれたらし始めてるんだけど!? |
お父さん | な、なぜ、 父さん達まで巻き込まれて……。 |
お母さん | やっぱり、祭りはこうでなくっちゃね。 あ、ヨイショ!ほーれ、ヨイショ! |
お父さん | か、母さん! タイミングが全然違うから、やめなさい! |
十四松 | あっはは!みんな、もっともっと! 騒がないと駄目だよ! |
4人 | お前も担げよ!!!! |
十四松 | あ、そうだった! じゃあ、担ぎまーす! ヨイショー! |
おそ松 | あ、軽くなった…って!? ちょ、痛い痛い! 肩にすげぇぶつかる! |
トド松 | もう勘弁してー! 肉体的に痛いのとか慣れてないから! |
カラ松兄さんのイタさにも この前やっと慣れたところなんだよ!? | |
カラ松 | トッティ!?今、オレのイタさは 関係ないんじゃないか!? |
一松 | 飛べる…。 今のおれなら飛んで 世界中のねこに会いに行ける! |
チョロ松 | 一松!? どこにも飛べないから、魂飛んでるだけだから! 戻ってきて!! |
十四松 | みんなで神輿を担ぐのって 最高に楽しいね! |
4人 | 楽しくなんかな―――――――――い! |