FF15攻略記事


「超モメました」 力関係を崩し、実力主義の現場に改革 FF15ディレクターが10年を振り返る

 2006年5月、『ファイナルファンタジー ヴェルサス XIII』として発表され、2013年6月に『ファイナルファンタジーXV』に改題。
 2014年9月には、野村哲也氏から田畑端氏へディレクターを交代。
 そして本日、発売日を9月30日と発表した『ファイナルファンタジーXV』ですが、発表直後にファミ通の特設サイトにて、ディレクター田端氏のインタビュー記事が掲載されました。
『ファイナルファンタジーXV』ファミ通.com 特設サイト 『FFXV』のプロジェクトについて田畑端氏と野末武志氏を直撃! 「もう一度、『FF』が勝つ姿を見せたい」【ダイジェスト版】(インタビュー)
 

内部事情も

 発表から10年も経過してしまったこともあり、ゲーム内容よりも開発体制に注目が集まってしまいましたが、そうした現場の事情も赤裸々に語られています。

 その一部を抜粋します。
田畑 組織のヒエラルキーをリセットしました。というのも、セクションのリーダーを務める人が、十数年もずっと同じ地位にいたりして。そうすると当然ながらスタッフどうしの力関係が決まっていて、ものの真贋や、チームとしての勝利条件ではなく、その人の感覚や主観といった個人的な尺度に従う形でみんなが仕事をしてしまう。そういう不要な関係性をリセットする意味で、「いまからここは上も下もない、修羅の国だ!」という話をしました(笑)。


――つまりは実力主義にしたと。

田畑 はい。最初に全員と面談をして、“残るか残らないかは自分で決めてね”、“残るからにはオレの改革に従ってもらうよ”、“前はこうだったと言い訳するのはナシ”というのを伝えました。それから、「キミは何ができるのかを見せてよ」という話し合いを行って、個々がチームに対して何ができるのかをはっきりさせたんです。そのうえで、あなたはバランス感覚がいいのでプリプロフェーズのリーダーね、これまでリーダーだったあなたはクオリティーの高いものは作れるけどほかのセクションとの交渉や取りまとめは苦手だから、このフェーズは部下ね、と配置替えをしていきました。超モメましたね!

――それはモメる(苦笑)。

田畑 でも、変化に対してポジティブな人が多かったし、それによって自分が成長しているという実感を多くの人が得られていたから、雰囲気はよかったんですよ。見えないパワーバランスや、指示系統とは違う力学が働かない組織になって、みんな自分のパフォーマンスを最大限出せるようになった。いままで挑戦できていなかった領域に踏み出せる人も増え、それが作品に反映されていきました。

 なお、本記事は「ダイジェスト版」とされており、全文は4月7日発売の「週刊ファミ通 2016年4月21日号」に掲載されます。
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