最終更新日:15/02/05 23:47

横ランアクションの名を借りたロジックパズル「とっとこダンジョン」の感想・レビュー

横スクロールランアクションゲームの名を借りたロジックパズル「とっとこダンジョン」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

とっとこダンジョンとは

とっとこダンジョンはroom6が配信しているダンジョン探索型ランアクションゲームです。昔懐かしの2Dドットで作られています。王子と結婚できる伝説のウエディングドレスを探して女の子「アンブレラ」が数々のダンジョンを探索します。いじわるな義母さんが出てきてシンデレラを思わせるストーリーから始まり、妖精とのコミカルな会話など緩い感じでストーリーは進んでいきます。プレイヤーの選択によって進行方向を選択できるランアクションですね。ただ、ランアクションは操作性や見た目だけであり、実質は本格パズルゲームのルールを軽くして誰でもクリアできる設計にしたようなアクションパズルです。なので、ラン系ゲーム好きにはあまりお勧めしません。パズル好きにこそプレイして欲しいゲームになります。

とっとこダンジョンレビュー

高速で走る女の子の道標をするゲーム

アンブレラは洞窟の中をひたすら真っ直ぐに進んでいきます。敵とぶつかったらどちらかが倒れるまで殴り合いをして階段を見つけたら上り、ゴールを目指していきます。プレイヤーはアンブレラに行動の指針を与え、敵が少ない通路や宝を見つける通路などへ誘導します。例えば、階段は上る選択肢もあれば下る選択肢もあります。また、階段から上がって直進するのでなく、逆向きに探索した方が良いかもしれません。

作者のページに調度良いキャッチコピーがあるのでそのまま引用します。

何もしなくても出口へ辿り着くけど、指示を出せば色んなところを探索できるーーーそんな新しいタイプのランニングゲームです
引用元:とっとこダンジョンとっとこダンジョン

少し言い換えると何もしなかったらいずれパワー負けするので色んなところを探索するゲームです。

敵と遭遇するとひたすら殴り合いです。

装備

単純にゴールを目指して進むだけだと、いずれ敵モンスターとの殴り合いに負けるようになります。とっとこダンジョンはレベル要素があり、敵を倒していくとレベルが上がります。また、レベルだけの単純な力押しではクリアできないようになっておりダンジョン各地に散らばっている武器・防具を集めアンブレラを強化する必要があります。

武器・防具は装備すると外見が変わり、新鮮な気持ちでダンジョンに挑めます。結構、ガラリと変わるためドット絵の着せ替えを楽しんでいるような感覚になります。また、各武器はゴールドを使用する事で強化ができます。

装備を変えると見た目もがらりと変わります。変わった見た目のまま横スクロールが始まるので、なかなか印象が異なります。

スキルとギミック

宝箱は武器・防具だけでなくスキルを入手する事もあります。敵モンスター以外にも様々なギミックがあります。水があるステージは、息継ぎができるスキルをて使用するまで水の中は酸素不足でゲームオーバーの危険があります。滝があるステージは無視できるスキルを使用しないと必ず落とされてしまいます。ギミックを攻略するスキルはギミックが始めて登場するステージより後のステージで入手します。そのため、スキルを入手するまではギミックを避けてクリアを目指す事になります。

スキルは一度入手すれば何度でも使用できます。一度使用すると時間経過(スキルによって異なるが2~5秒程度)で再度使えるようになります。また、1ステージに2つしか装備できません。そのため1つのステージを例にとっても宝箱1を入手する場合と宝箱2を入手する場合でスキルが異なっていきます。何度も挑戦して宝箱取得率を100%にするゲームなので、それぞれで入手する攻略法を考えなければなりません。

いわゆる探索アクションゲームを簡易にしたようなゲームです。有名作だと「悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲」を区切りとしたDS,3DSで発売した悪魔城シリーズなどが典型的ですね。進めない場所を後のスキルで解決するようなパターンです。

滝は滝を素通りするスキルを使用しないと必ず落ちてしまいます。画面左下のスキルが該当スキルで所持していますが、使用しなかったので落下します。

水中。呼吸できるスキルがないと、一定時間後ゲームオーバーです。

高速感と謎解きのバランス

高速アクションサクサクプレイも見ごたえのある要素の一つです。ランアクションのため、それなりにスピードがあり、敵との戦いも女の子と敵モンスターが交互に攻撃し合い、とてもスピーディです。また、ダンジョンはそれなりに長いのだが、高速のため体感時間は短いです。そのため、謎解きの失敗→やり直しのパターンでストレス軽減が図られています。

各ステージの宝箱取得率はステージ選択画面で一目瞭然です。まぁ、不満を上げるとステージ内のどの宝箱を入手したかわからない欠点はあります。

惜しかったシステムと作者への要望

とっとこダンジョンはロジックパズルとランアクションが融合した斬新なゲームです。しかし融合した部分が足枷となって失敗している点があります。いくつか要望を出したいと思います。

要望1:最初から画面全体を見えるシステムにして欲しい

とっとこダンジョンはアンブレラが探索している間、高速な動きの中でステージ構造を掴み、他ルートの模索をします。動画を撮ったりしなければ、それはリアルタイムで行なわなければなりません。とっとこダンジョンのシステムは思考型パズルです。思考型パズルはじっくりと考える時間が必要です。横スクロール中しかステージ構成を把握できないのはゲーム性でなくストレスです。実際にアンブレラが動く前に画面全体をじっくり見回せるモードがあると嬉しいですね。

要望2:レベル概念の変更

パズル要素として致命的なのがレベル。敵を倒した時にレベルが上がるのは、敵を倒す順を考える余地が出てくるのでパズル性があります。しかし、同じ場所の敵を何度倒してもレベルが上がる場合、単純な力押しができる事を意味します。それゆえ最終的にはスクリプト組んでレベルアップするだけでクリアできてしまう事にもなってしまいます。パズルとして考えると、その解法はあまり好ましくありません。

要望3:アクションミスのシビアさ

アンブレラに指示するタイミングがシビアです。特にゲームを進めれば進めるほど。要望1のようにゲーム開始前に画面を確認でき、その画面で行動まで選択できると有難いですね。ゲーム開始後は基本的に結果を見るだけのような形で。

評価

私はパズル部分を評価しているのでパズル部分から意見を出しましたがランアクション部分から見たらまた違う問題点が出てくると思います。そして当然、作者さんはアクションゲームとして開発しているのでパズルゲームと捉えた私から不満が出るのは当たり前です。ゲームとしては個性もあり面白いので修正よりも次回作でパズルに特化したゲームを出して欲しいなと思ってしまいました。

まとめ

とっとこダンジョンを一言でまとめると「荒削りながら光る部分があるゲームシステム」です。ドットキャラが軽快に動き、ノリが良いのでアクションパズル好きプレイヤーには試してみて欲しいゲームです。また、主人公の女の子アンブレラと幸薄い妖精のユルユルな会話も必見です。

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