攻略記事

循環器系

●循環器系は、心臓、血管系、血液、脾臓、リンパ系からなる。
●循環器系は血管系のように心臓を中心としてすべてつながった「閉鎖循環系」と、リンパ系のように末端がリンパ毛細管となって組織の中に開いている「開放循環系」分けることができる。

心臓の構造とはたらき

●心臓は血液を送り出すポンプの役割をしている臓器で、全身から送られてきた血液は大静脈から右心房にはいり、右心室から肺に送られる。

血管系(動脈、静脈、毛細血管)

●肺でガス交換を終えた血液は左心房を通って左心室に送られ、ここから全身に送り出される。

血液

●血液は、大きく血漿と血球に分けられ、酸素や栄養分、老廃物を運ぶほか、ホルモンの運搬などを行う。
●脂質はそのままでは血漿中に溶け込むことができないため、たんぱく質と結合してリポたんぱく質を作り、血漿中に分散している。
●血漿たんぱく質の1つであるアルブミンは、「血液の浸透圧の維持」「ホルモンや医薬品の成分と結合して代謝や排泄を遅らせる」といった働きをしている。
●グロブリンは、免疫反応における抗体としてはたらく。
●赤血球は骨髄で作られるが、作られる量が少なかったり、ヘモグロビンの量が少なかったりすると貧血となる。
●貧血のうち、一般用医薬品に適応があるのは鉄欠乏性貧血だけである。
●血管に傷がつくと、損傷部位に血小板が粘着して傷口をふさぐ。このとき放出される酵素によって血漿たんぱく質のフィブリノゲンが繊維状のフィブリンになり、ここに赤血球や血小板が絡まることで血餅を作る。

脾臓

●脾臓では古くなった赤血球をこし取って、マクロファージが処理している。

リンパ系(リンパ液、リンパ管、リンパ節)

●リンパ球にはT細胞リンパ球とB細胞リンパ球がある。
●T細胞リンパ球は細菌やウイルスなどの異物の認識を行い、B細胞リンパ球は外敵に対する抗体を産生する。

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