すべてがFになる
ジャンル
ミステリー制作
「すべてがFになる」製作委員会アニメーション制作
A-1 pictures放送期間
2015年10月~12月話数
全11話キャスト
犀川 創平 - 加瀬康之西之園 萌絵 - 種﨑敦美
真賀田 四季 - 木戸衣吹
新藤 清二 - 咲野俊介
新藤 裕見子 - 小林さやか
山根 幸宏 - 鈴木達央
島田 文子 - 日笠陽子
真賀田 未来 - 甲斐田裕子
儀同 世津子 - 堀江由衣
諏訪野 - 長克巳
他.
主題歌
▼OP- talking/歌:KANA-BOON
- ナナヒツジ/歌:シナリオアート
評価
ストーリー | グラフィック | サウンド | 総合点 |
---|---|---|---|
7 | 7 | 9 | 76 |
- あまりにも内容が難しすぎる。何度か巻き戻して見ないと理解できないかも。
\こんな人にオススメ!/
\どんなアニメ(´・ω・`)?/
あらすじ
感想・考察(以降ネタバレ注意)
【第1話 白い面会】1話でどーゆー内容なのか理解できない中、まずツッコミたいところがある。萌絵の執事である諏訪野さん、顎肉やべーだろwww犀川先生ヘビースモーカーすぎだし、萌絵の服のセンスもなんか凄い。
萌絵がゼミの研究所に行き、犀川先生が席を外している中、萌絵が犀川先生のパソコンの前に座ると、急に真賀田博士という女の人と画面越しに会話してるシーンが流れる。え?どゆこと? 萌絵がマウスを動かしたわけでもなく、ほんと、急に。萌絵の妄想の世界か?
萌絵が真賀田博士との会話を終え、犀川先生が戻ってくる。萌絵「真賀田博士と会ってきた。」
と言うと、犀川先生は興奮気味に詳細を聞いてきた。萌絵は犀川先生が好きなようで、真賀田博士のことばかり聞いてくることが不満なようだった。
ん?犀川先生も真賀田博士のことを知っているということは、これは萌絵の萌絵の話ではないということだよな?
真賀田博士は天才プログラマーで14歳の時に両親を殺し、心身喪失状態で無罪に。
四季「お人形がやったのです。私それを見ていましたの。そしてその人形はどこかへ行ってしまった」
何を言っているんだこの人。ヤクでもやってんのか? 今は隔離されて生活しているらしい。そんな人と何故萌絵は会話ができた? 知り合いというわけでもなさそうだし。それにまず、萌絵と犀川先生がどういう関係なのかわからなかった。萌絵が犀川先生を好きなのはわかってたんだけど。wikiで調べると、犀川先生は萌絵の大学の助教授らしい。ということは、大学のサークルのメンバーとかそんな感じか。うーん、まったくもって意味がわからない。
研究所のメンバーで打ち上げをする予定があったので、萌絵の「真賀田博士に会いに行く。」という発言により、真賀田博士が隔離されているという島に行くことになる。
待て待て待て待て、なんで真賀田博士のいる場所を知ってるんだ? 簡単に会いに行けるものなの???
【第2話 蒼色の邂逅】
研究所メンバーの打ち上げで真賀田博士のいる真賀田研究所に向かう。真賀田研究所の山根副所長が船で迎えに来るのだが、一応キャンプだというのに萌絵はキャンプらしからぬワンピースにハイヒールwwwwwそして荷物持ちは一切手伝わないお嬢様KOEEEEE。
山根副所長によると、真賀田博士は15年間1歩も外に出ておらず、TVのインタビューを画面越しでよければと了承したのはごく最近からで、従業員でさえも画面を通しての会話、しかも仕事の話のみだという。
まぁ...一応殺人を犯した人物だから仕方ないな。頭良いのに勿体ない。
夜、島に到着して早速キャンプを始める。萌絵、包丁持ったことない、焼きそば食べたことないとかワロタwwwww
犀川先生は一人煙草を吸いながら黄昏ていた。萌絵は犀川先生の近くに駆け寄るが、子供扱いして構ってくれなった。それが不満だったんだろうか。「研究所の方と約束があるから今から行ってくる。」と萌絵は言った。勿論、犀川先生は食いつく。
急に真賀田博士視点になる。あれ? こいつ外出れないんじゃなかったっけ? 叔父と2人で車に乗っている。そして、『四季』は『13歳』だと叔父は言っている。真賀田博士の下の名前は四季だった気が...。その四季が叔父を誘惑していた。え、そういう関係なの???
萌絵と犀川先生が真賀田研究所に到着する。萌絵は山根副所長を呼んで「頭が痛いので薬をもらいたい」と言って研究所に入る。約束があるの嘘かよwwwww犀川先生もびっくりだよwwwww
ロビーに案内され、薬を飲みながら真賀田博士や研究所について詮索する。「良かったら私の部屋で休んでいきませんか?」と言われ、山根副所長の部屋にお邪魔する。しかし、山根副所長には萌絵の嘘は見破られていた。それでも部屋に招いた山根副所長優しす...
そこでトラブルが起こった。真賀田博士と連絡がとれないというのだ。しかし、所長が真賀田博士の妹の迎えで留守にしているため、勝手な行動はできない。萌絵は「部屋の中で倒れているかもしれないから!」「緊急事態だから!」と説得し、3人は真賀田博士の部屋へと向かうこととなった。
真賀田博士の部屋の前に辿り着くと、他の職員や警備員も集まっていた。「仮にも殺人犯だぞ!」反対した者もいたが、山根副所長が扉を開けることを決意した。扉はコンピューターシステムで厳重にロックされていた。ロック解除をしようとしたその瞬間、部屋の電気が切れ、部屋の扉が勝手に開いた。そこから荷台に乗せられたウェディングドレスを着た真賀田博士の姿が見えた。荷台もコンピューターシステム化されているため、扉を抜けてみんなの前を通りすぎ、真っ直ぐ進んでいった。真賀田博士に似た人形かとも思ったが、萌絵が「本物の真賀田博士です!」と言い、山根副所長は急いでシステムリセットを命令した。すると、荷台を止まり、電気も付いた。
【第3話 赤い魔法】
真賀田博士は腕と足を切断された状態で死んでいた。しかし、真賀田博士の部屋はシステムで厳重にロックされた1つの扉しか出入口はない。警備員が扉を見張っていたし、防犯カメラにも怪しい人物は映っていなかった。部屋の中に入って様子を確かめようとするも、「犯人がまだ部屋の中にいるのではないか」と、誰も真賀田博士の部屋に入ろうとはしなかった。先に警察に通報しようとするも、電波が何者かによって遮断されていた。所長はまだ帰ってこない。萌絵と犀川先生はこの事件の謎を解くことを決める。
真賀田博士の部屋は、人の出入口である扉以外に、荷物の出し入れの出来る大きな黄色い扉と小さいポスト(人間は通れないサイズ)がついている。が、最近電子レンジを買い替えた程度で、人が入れるような目立った荷物の出し入れはないという。勿論、中身も確認されている。
所長が真賀田博士の妹である未来を連れて研究所へ戻ってきた。ヘリで。屋上に行き、萌絵が2人に真賀田博士が殺されたことを伝えるが、所長は驚くこともなくGJポーズ。プロペラ音うるさすぎでちゃんと聞こえてんのかすら不明だが。所長には外部への連絡を頼み、一旦別れる。
未来は真賀田博士の死体を見てやっと哀しみの色を現した。ねぇ、遅くない??? なんでもっと焦らないの???
そして所長の帰りが遅い。様子を見に屋上へ行くと所長はヘリの中で死んでいた。えぇ...
また真賀田博士の幼い頃の回想が始まる。観覧車の中で叔父様を誘惑する四季...。アァーーーーー
【第4話 虹色の過去】
所長は首の後ろを刺されていた。身体はまだ少し温かく、殺されてそう時間が経っていないことが分かった。無線機は壊されていたため、外部への連絡はできない。屋上のドアを開けた履歴を調べるも、不審な者が通った形跡はなかった。
何も手立てがなくなったため、萌絵と犀川先生、山根副所長、その他2人の計5人は、いよいよ真賀田博士の部屋に入ることにする。
中には真賀田博士1人では広すぎる程の数の部屋があった。全ての部屋が綺麗に片付けられていて、とてもここで殺されてたとは思えない。
1部屋だけ鍵の掛かった部屋があった。中から真賀田博士の声がする。鍵を開けてもらうと、そこには『ミチル』と名乗るロボットがいた。鍵の開け閉めは出来るが、扉の開け閉めは出来ない中途半端なロボットであった。
真賀田博士の腕と足はどこにも見つからなかった。キッチンにあるダストシュートから捨てたのだろうか。だが、真賀田博士の腕と足を切断して殺し、部屋を片付けているだけでも多大な時間ロス。ん~~~真賀田博士がミチルにやらせたとか?
真賀田博士の部屋にあるパソコンの中を調べることにする。昨日の日付の予定に『すべてがFになる』と書いてある。更に、こんなメモ書きがあった。
『私のPCに私が生きてきた痕跡は残していない。無駄な時間を使う必要はないのでここに警告しておく。ワークステーションも同様だ。ただし新しいコンパイラとレッドマジックVer.6だけは私からの最後のプレゼントとして消さないでおこう。真賀田四季』
『僕は反対したがしかたがない。一番出たがっていた道流を置いていくのは忍びない。それだけが気掛かりだ。しかし僕にはしなくてはならない仕事がある。栗本其志雄』
『部屋の掃除は私が全部しました。バスルームのカビ取りもしたのよ。私は久しぶりに海が見たいわ。ウエディングドレスを汚さないでね。佐々木栖麻』
は、誰だよ、其志雄と栖麻。そしお?すあさ?何て読むんだよコレ。
萌絵は真賀田博士と話した時に、多重人格であるということを聞いていた。きっと其志雄と栖麻は真賀田博士の別人格の名前。真賀田博士はずっと外に出たかったのかな。なんか殺されたんじゃなくて自殺な気がする。腕はミチルに切断してもらったとか?
真賀田博士の回想。自分の中の自分(其志雄・栖麻・道流)と会話しながら、叔父と夜の営みをする準備としてシャワーを浴びているシーン。
【第5話 銀色の希望】
前話の真賀田博士の回想の続きから始まる。叔父との事後、叔父はしがらみに囚われずに自由になりたいと心の内を明かす。
話は現在に戻る。萌絵と犀川先生は山根副所長から、所長の奥さんである裕見子を紹介される。昨日夫が殺されたってのに立ち直るの早い。普通に笑顔振り撒いてんぞ。
裕見子に真賀田博士について話を聞く。
真賀田博士が15年前に両親を殺した時、所長も現場の近くにいたという。真賀田博士は血塗れでナイフを握っていて、所長が真賀田博士の手を押さえていた。そして、真賀田博士の父、左千朗は倒れるときに「絶対に許さんぞ」と叫んだ。真賀田博士はそれを聞いて、何かに憑りつかれたように悲鳴を上げて大笑いした。
裕見子は真賀田博士の多重人格についても知っていた。栗本其志雄は真賀田博士の双子の兄で、生後まもなく亡くなった。佐々木栖麻は真賀田博士がアメリカにいた時の家政婦、森川須磨をモデルにしたもので、事故で亡くなった。真賀田道流は真賀田博士が研究所に引っ越してきたときに持ってきた人形の名前で、両親殺害により血塗れになったため捨てられた。
裕見子と別れ、萌絵と犀川先生と山根副所長は朝食を摂る。犀川先生、パンがプリントされたTシャツ着てんのに別にパン好きじゃないみたいでワロタwwwww
山根副所長曰く、真賀田博士の部屋にはアルミのドアがある。そのドアは真賀田博士の部屋から真賀田博士の手をかざさないと入れない。そこで真賀田博士を殺した犯人は、真賀田博士の腕を切断する必要があったのではないか、と。ここで朝食用のパンに塗るイチゴジャムがアップで映し出されて、話の流れ的にちょっと、うん。
萌絵は真賀田博士殺害事件の密室の謎について、防犯カメラが設置される前から犯人は部屋の中に潜んでいたのではないかと言う。設置されたのは両親殺害事件後、つまり15年前になる。15年間部屋の中って流石にないだろ...いや、真賀田博士が死ぬことを望んでいたなら別か。真賀田博士の部屋は真賀田博士の他にもう一人住んでいて、時期を見計らって殺してもらったとか。
「お人形がやった」という両親殺害事件の『お人形』は『真賀田道流』のことなのかと疑問を持つ。待て、『真賀田道流』と『ミチル』は違うのか。『ミチル』は真賀田博士の部屋にあった自作ロボットだもんな。紛らわしい。
真賀田博士は萌絵に「7。1から10までの数字の中で7だけが孤独。だから私の人格の中で両親を殺す動機を持っているのは私真賀田四季1人だけなの。私だけが7なのよ。」と言っていた。つまり、真賀田博士の中には人格が複数あったが、博士だけが体を持っていたから孤独だった。人形=魂の入れ物としての人間の体。ということは、「お人形がやった」という言葉を発したのは真賀田四季ではなくて他の人格、人形は真賀田四季自身ってことなのかな。
犀川先生は、真賀田博士が両親を殺した動機について、自由になりたかったからだと考える。真賀田四季という大きな存在は、両親とはいえ自分の行動への干渉を許さなかったのだと。両親を失っている萌絵はその意見を全否定。自分が自分の両親を殺すなんてありえないと。どんなことがあっても自分は両親を殺さないと。
犀川先生「真賀田四季ほど純粋な人間はいない。」
萌絵「純粋?私からすれば自分勝手でややこしい人にしか思えません。」
犀川先生「人間は本来ややこしい生き物だよ。子供の頃は誰だって1つの人格じゃなかったはずだ。常に矛盾し今よりもっと多様な考え方をしてた。でも成長するにつれてそれらを統合し矛盾のない1つの人格になろうとする。たった1つの肉体に合わせてね。」
確かに正論。子供の頃は人の気持ちなんて考えずに自分のやりたいことやっていたのに、成長するに連れて世間体を気にして、人間性や社会性を考えて、自分の欲望を制御し、狭い世界で生きるようになる。そうでなくては世界の均衡は保てれないから必要なことだけど、結局は人間性を失い自分を偽ることになる。そう考えると、真賀田博士は純粋だという見方もできるかな。
犀川先生が「大学の会議から解放されて自由になりたい、仕事を辞めたい、けどしがらみがあってできない。」という話をして、萌絵が「辞めたいなら辞めればいい。」とか言い出したのは殺意湧いたねwwwwwしかも、「私ならその環境を用意出来ます。」って私に振り向いてアピールしてきて痛い。流石金持ち。でもそれはまた違うしがらみを生む。犀川先生は萌絵にお世話になるっていう申し訳なさを感じずにはいられなくなる。結局それは間接的に縛られることになる。
ここで犀川先生はキャンプ場に戻り、萌絵だけが研究所に残る。
真賀田博士の回想。四季はサバイバルナイフを購入。その夜、真賀田研究所完成祝いで四季、四季の両親、叔父、叔母が集まった。その部屋が今の真賀田博士の部屋だった。元々家族で過ごす部屋だったからあんなに広かったのか。四季と叔父が2人きりになった時、誕生日祝いだと言って四季はプレゼントを渡した。何、研究所完成祝いだけじゃなくて叔父の誕生日会も含まれてんの? 叔父がプレゼントを開ける。サバイバルナイフだった。
四季「自由のための道具です。」
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真賀田博士の両親を殺したのは叔父...所長だったの!?!?!? つまり、しがらみを振りほどいて2人で自由になりましょうって意味ですよね...