攻略記事

AKIBA'S TRIP 2

ジャンル

アクションアドベンチャー

発売日

2013.11/07

発売会社

ACQUIRE

開発会社

ACQUIRE

年齢制限

CERO:C(15歳以上プレイ可能)

プレイ可能人数

1人(オンライン無)

プレイ時間目安

1周/10時間程度

評価

ストーリーグラフィックサウンドシステム難易度総合点
5 776770
【良い点】
  • 秋葉原の街並みが忠実に再現されている。
  • 絵が現代アニメっぽく綺麗。
【悪い点】
  • 歩く際に若干カクカクする。BGMも時々切れる。
  • ロード後、街を歩く人物達が現れるのがとても遅い。幽霊のように数秒経ってから徐々に現れる。
  • ストーリーのボリュームが少ない。

PS4版も出ているが、やはりPS3版の方がシステム的な問題が多い。PS4版ではその問題がほぼ解消されてプレイしやすい環境になっている上新たな要素も加わっているため、買うのならPS4版がオススメ!
パッケージの女の子は作品中には出てこない謎。





こんな人にオススメ!

アニメ好きな人。格闘ゲー好きな人。恋愛シミュレーションゲー好きな人。秋葉原に行ったことがある人。女の子の下着姿が見たい人。


どんなゲーム(´・ω・`)?

秋葉原に出没する陽の光に弱い人間型のバケモノを静めるために、ヒロインと共に敵の服を剥いで消滅させる格闘系恋愛シミュレーションゲーム。

基本、秋葉原を巡回して敵を倒すことがメインだが、所々ヒロインとの会話に選択肢が現れ、その選択によってエンディングが変わっていく。

一族の存亡に関わる話に考えさせる場面があるため、感受性が強い人だと悲しく感じるかもしれない。



あらすじ

日本の趣都 秋葉原
常に時代の最先端で人々の欲望を満たし、新たな欲望の種を生み出してきたその土地には、いくつもの怪しい噂が存在していた。
その噂のうちの1つ、「人間を襲うバケモノ」の噂が事実であり、とあるきっかけにより秋葉原自警団の一員である主人公はそのバケモノである魔骸者にされてしまった。
まだ完全な魔骸者になりきれていない主人公は、自警団の仲間と共に秋葉原の平和を守るために他の魔骸者の狩り、噂の根本を探すこととなる。



感想・考察(以降ネタバレ注意)

まず難易度を設定します。イージー・カジュアル・ゲーマー・ヲタク の4種類があります。(ヲタクは1周終了時解禁)
次に主人公の設定です。名前・肌の色・装備 が変更できます。1周目では初期装備しかありませんが、2周目以降は前周で手に入れた装備を選択できます。武器は攻撃力に影響し、帽子・上服・下服は防御力に影響、靴・装飾品・下着は見た目の変化のみ。



目が覚めるとそこは見知らぬ場所であった。体が固定されて動けない。傍から天羽禅夜と名乗る男の声が聞こえた。「君は魔骸者(マガイモノ)としての適応試験に合格した。」と。主人公は「レアフィギュアが貰えるバイトの面接」といううたい文句にまんまと引っかかり、拉致されてしまっていたのだった。すると、突如そこに侵入者として見知らぬ可愛い女の子が現れ、主人公を助けて脱出する。
無事に外へ脱出すると、女の子は主人公が怪我している姿を見て「このままじゃ...今から、私の血を君に流し込むわ。この方法なら君は助かるかもしれない。だけど、これから先もっと苦しむことになるかもしれない。」と、とても意味深な言葉を吐いて主人公に口移しで自分の血を飲ませる。
女の子の名前は刻風雫。魔骸者を狩る責を担っているという。魔骸者にされた者は凶暴化し、欲望のままに振る舞う習性を見せる。そして日光に弱く、皮膚を晒すと消滅してしまう。主人公は魔骸者になりきれておらず凶暴化しないものの、日光に当たれない奇妙な体になってしまった。

まず、主人公が参加している「アキバ自警団」の拠点となっているゲームbar モグラという店に行く。そこには自警団員である主人公の幼馴染である鷺坂登子、主人公の妹であるナナ、ザ☆アキバ系男子の立花戒斗、戒斗の双子の弟である立花悠斗、メイドのカティ・ライコンネン、barのマスターである杉山喜八がいた。3日間行方不明になっていた主人公を心配していた仲間達に、今まであったことを話した。...みんなあっさり信じたようだ。しかし、これからどうするかが問題となった。警察に言っても信じてもらえなければ、安易に言いふらせば解剖や人体実験の危険性もある。結局は自警団内で調査をしていくしかなさそうだ。雫は禅夜達と敵対している関係のため、雫と一緒に行動している主人公も自然と標的になる。だが主人公を普通のヲタクに戻すためにも、元々魔骸者を調べていた雫を自警団メンバーとして新たに迎え入れ、噂を元に秋葉原を見回り調査を進めていく。

主人公は雫・登子・カティ・Rin(詳細は後程)からパートナーを1人選んで行動できる。戦闘では、相手を攻撃してダメージを与え、弱ったところで相手の服(帽子・上服・下服)を全て脱がせば勝利。相手が魔骸者なら消滅、通行人なら逃げて行きます。逆に相手にこちらの服を脱がされると負けになる。勝利すると相手が落とした武器や服を入手し、それを装備できる。

主人公と雫が裏通りのパトロールに行くと、何者かにあとをつけられていた。大師本製薬という会社の社長である霞会志遠だった。彼女は秋葉原で話題になっている「人間を襲うバケモノ」について調べていた。最近巷で「秋葉原で人を襲って服を剥ぐ男女2人組がいる。」という噂を聞き、志遠は主人公と雫に目を付けたのである。魔骸者のサンプルが欲しいという志遠は2人に協力を乞う。

志遠は今話題のRinという秋葉原発ソロアイドルを会社のマスコットガールとして使っていた。Rinが中央通り北西のベルサーレ広場でゲリラライブを行うという情報を得て、主人公と登子はパトロールを兼ねてライブを見に行く。
ベルサーレ広場。既にRinのゲリラライブが始まっていた。Rinを一目見ようと多くのファンが集まっていた。その中にも魔骸者が紛れ込んでいたので片付けるも、ライブ中に盛り上がりすぎて喧嘩をしたと思われた主人公と登子はRinに睨まれてしまう。

カティが買い出しに出ているため荷物持ちをしてこいとマスターからメールが届く。登子と一旦別れてカティと合流すると不審な男を見掛ける。ずっとこっちを見てくるような感じがする。近寄り話し掛けてみると、サイトシーイングをしているという。どこからともかく怪しげな雰囲気を感じる。

モグラに戻ると自警団内で「Rinを自警団の仲間にして、魔骸者への注意を呼び掛けてもらおう」という話題が上がった。すると、雫は急にモグラから出て行ってしまう。Rinアンチ派なのかと戸惑う団員は雫を探しに回る。
裏通りで雫を見付けた主人公。「見回りをしようと思って...」と苦し紛れの嘘をつく2人の前に禅夜が現れる。襲い掛かってくる禅夜に立ち向かう2人にRinが突如現れ加戦する。「えっ...Rinちゃん...あ、いや、」戸惑う禅夜はその場から逃走。お前もRinのファンなのかよwwwww Rinは雫に「この事件には関わらないで。あたしの邪魔をするなら実力で排除する。」とだけ言い残して去っていく。えっ、どういう関係ですかあなた達。

再びモグラに戻り、禅夜との戦闘について団員に話す。...勿論Rinのことは伏せて。今後禅夜のような強敵に遭遇し、それに対応していくためにはどうしたらいいか試行錯誤していると志遠がひょっこり現れる。事情を説明すると「試してみたい薬があるから」と、協力を申し出るがとりあえず断る。(受けるか断るかは選択肢があるが私は断った。)志遠の会社の専務である坂口興馬が会議があるからと志遠を連れて去る。

雫から2人で話したいことがあると言われ、秋森神社で落ちあう。そこで話された内容はこうだった。
主人公が禅夜に捕まり魔骸者にされた後、雫に血を飲まされた。その時点で主人公は雫と血の契約を交わしたことになる。雫は人間ではなく、化物のとある一族『夜咬』だった。夜咬は一生に一度だけ血の契約を交わすことができ、眷属と呼ばれる使役者を作り出すことができる。つまり主人公は魔骸者でありながらも眷属なのである。眷属は常人離れした力を得られるため、主人公は魔骸者と戦える。同じような成り立ちである夜咬の一族は、魔骸者の悪さにより人から疑いの目を掛けられるため魔骸者を狩っている。魔骸者は人によっては陽の光で人に戻れる可能性があるが、眷属は人に戻れる方法がない。
うーん。元々禅夜に魔骸者にされて殺されかけたんだから、雫がそんなに謝る必要はないと思うけど...。その後、結局みんなにこの事を話した。2人で神社に来た意味wwwwwwww

登子と秋葉原公園にパトロールしに行くと、Rinが志遠の会社の人に追われていた。助けるも志遠を信用しないことと魔骸者にこれ以上突っ込まないことを忠告して去っていった。モグラに戻って報告すると、また凄いタイミングで志遠が顔を出す。
志遠「Rinが信用できないのは私自身ではなく、大師本製薬に対して不信感を持っているのかも。魔骸者について知っているのは社内で多分私だけ。でも勘の良い人なら事件の背後に何が起きているか気付き始めて悪用しようとする人もいるかもしれない。Rinはその社内の動きに私が関与していると思っているのかも。」

主人公の元にRinからのメールが届く。「すぐに秋森神社へ来て 必ずひとりでくること」...なんてそっけないメール。というか、どっからメアド流出してんだよ!!! 
Rinに会うため秋森神社へ向かう。勿論1人で。メアドは大師本製薬から持ち出したデータの中にあったとのこと。納得。だがどうして大師本製薬に主人公のメアドがあったのかと問われる。ん?志遠とメアド交換してるからじゃね? するとRinは「最近バイトに申し込んだでしょ。レアグッズ目当ての。...そのまさかよ。大師本製薬と組織は繋がっている。あたしは魔骸者を一掃し、その根源を絶ちたい。」と言った。「あたしの詮索はしないこと」「雫をこの件に関わらせないこと」を条件に主人公に協力することを提案した。雫とは昔喧嘩をしたのか仲が良くないらしい。

雫とヨドバシカメラ周辺をパトロールしていると禅夜が現れるが、なんだか奴の様子がおかしい...戦闘。禅夜が雫に攻撃を仕掛けようとした瞬間、またもやRinが参戦して雫を庇う。Rinを傷つけてしまった禅夜は苦しみ逃げ出す。気を失ったRinをモグラに運び、雫はRinとの関係を打ち明ける。
雫「Rinは私の妹なの。半年前、私への恨み言の書置きを残して私達の故郷を出て行った。」
雫との仲違いが原因で家出をしたかと思われたが、目を覚ましたRinが口にしたのは、
Rin「あたしは...ねぇさまを巻き込みたくなかったからあんな酷い書置きを残したのに。」
衝撃的な事実だった。なんだよ、その理由...。それからというものの、Rinは雫を褒め称え、崇め、そりゃもうべったり。キャラ変わりすぎてついていけない。今までの険悪な雰囲気はどこへ行った?
Rinが自警団の仲間入りを果たしたところで志遠の登場。「魔骸者について調べる度に、無関係だとシラを切るのは不可能なほど大師本製薬の濃い影がちらついている」と大師本製薬に疑いの目を向けていたため、Rinは会社のマスコットガールに応募していた。社内では志遠を社長の座から引きずり落とそうとクーデターまがいのことが起きており、治癒力を飛躍的に向上・活性化させる新薬を提唱...魔骸者の医療転用を企んでいるようだった。大師本製薬については志遠に任せ、主人公は禅夜と決着をつけに雫と共に空中闘技場へ向かう。

闘技場には禅夜が待ち受けていた。彼が魔骸者を生み出す理由...それは、人間は平等でなく格があるからヲタクも同じ、生ぬるいヲタクを排除して優良種だけを残すためだった。理由がアホ過ぎて話にならねぇwwwww気持ちは分かるけどwwwww勝利すると禅夜は消滅していなくなる。すると、Rinのゲリラライブ帰りに会った不審な男が現れる。雫はその男と面識があった。男の名は輝月宗牙、夜咬と同じ一族の者だった。宗牙は繁殖力の低下で夜咬一族存続の危機にさらされていた時に中心となって一族をまとめていたが、これが運命だと存続を諦めた一族は宗牙に誰も耳を貸さなくなり、ある日を境に忽然と村から姿を消した。魔骸者事件が起き始めた時期と一致するため、宗牙が黒幕であることが判明した。宗牙は「秋葉原を去るか、私の邪魔をせず黙って見ていろ。」と言い、その場を去った。

悠斗が魔骸者について分かったことがあったと言い、団員に収集をかけた。アキバマップに魔骸者事件が起こった場所にマークが記されていた。それを見ると秋葉原駅辺りを中心としてちょうど円形、半径400m以内に収まっていた。やはり秋葉原でなくてはならない理由があるようだ。

志遠がモグラにやってきた。ある部署に使途不明金を追求したら逆ギレされ、クーデターが起きて会社を辞めたそうだ。首謀者は専務の坂口。あぁ、あの気弱そうな奴か。ここで志遠が本格的に自警団の仲間入りとなる。
志遠の予想では、大師本製薬は資金を提供する代わりに、組織から魔骸者の体組織を利用した薬剤やワクチン開発などの間接的技術供与を受けている。その実態を調べるために大師本製薬に狙われている志遠とRinが囮になり坂口を誘き寄せてお仕置きをするも、またもや宗牙が現れる。使い物にならない坂口を排除した宗牙は自身の目的を語る。「魔骸者を使って生命力を生み出していたが、秋葉原を魔街にすることによって秋葉原自体が生命エネルギー集積装置となり、世界中からエネルギーを集められる。そうすれば夜咬は滅びず世界を統べる一族になれる。」宗牙は一族の衰退をまだ受け入れられなかったんだ。この計画は最終段階に入り、眷属と魔骸者の間の立場である主人公は体が不安定になり高熱で倒れる。それを期に秋葉原駅を中心に次々と生命エネルギーを吸い取られた人が倒れていく緊急事態が起きた。組織のアジトが分かれば...そこで悠斗は閃いた。アキバマップに書いた魔骸者分布図...秋葉原駅より円が少しズレており、円の中心に位置するのがラジオ会館の建設予定地だった。早速組織のアジトに向かおうとするも、モグラに組織の連中が押し寄せてくる。主人公と雫だけが宗牙の元へ向かい、あとの団員がモグラに残った。

高熱でフラフラな主人公は雫と組織のアジトへと足を踏み込む。後にモグラの敵を片付けたRinと登子が加わる。2人は血の契約を交わし、登子はRinの眷属になったという...まさかの百合ですか!? レズ!?
雫とRinは雑魚敵の排除、主人公と登子は宗牙を止めに行く。夜咬を守るはずの眷属が、夜咬を討つ結末となってしまった。確かに魔街計画などしなくても夜咬一族を守る方法はあったかもしれない。でも宗牙の言う通り世の中は簡単でなく複雑で、信じ合えば乗り越えられるなんて甘い話ではない。宗牙を倒してハッピーエンド!のはずが何だか心残りがある。

宗牙が消滅した今、里の長は雫となった。雫は秋葉原を離れて里に戻ることとなった。Rinは雫の命令で秋葉原に残ってアイドル活動を続けるようだった。でも秋葉原に残る理由はもうなくなったはずだから雫と一緒に帰ればいいのに(´・ω・`)



◎登子ルートEND
眷属になり、陽の光をまともに当たれなくなってしまった主人公と登子。2人はお互いに笑顔を守ると誓った。
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