ロスガル
概要
イルサバード大陸に由来する民族。発達した筋肉に鋭い爪や牙を持ち、その顔付きは獅子や豹を思わせる。その容姿ゆえ古代においては野蛮な民と見られ、他種族との争いが絶えなかったが、共通語が浸透するにつれ相互理解が進み、次第に交流が増えていった。なお、男女の出生比率に極端な偏りがあり、女性を見かけることはほとんどない。
部族
ヘリオン
暖色の毛並みを有するロスガルの部族。イルサバード大陸南部のボズヤ地方にて、女王を中心に暮らしていた。
彼ら自身の言葉では部族を表す語は存在していなかったが、ひとりの女性指導者を中心に、多くの男性が行動する社会構造を、太陽を中心に巡る彗星に喩え、共通語では「ヘリオン」と呼ぶ。
ロスト
寒色の毛並みを有するロスガルの部族。遠い過去に定住生活を捨て、移動生活を送るようになった人々。
力仕事を担う季節労働者、荒事を請け負う傭兵、あるいは行商など、その時々で生業を変え、自由気ままに暮らしている。こうした生き様を、太陽を離れた彗星に喩えて「ロスト」と呼ぶ。