攻略記事

ニコリの美術館をリスペクトした「ライトクロス光のロジックパズル」の感想・レビュー

「ニコリの美術館」のルール部分を採用したロジックパズル「ライトクロス - 光のロジックパズル」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

ライトクロス - 光のロジックパズルとは

KEATON(キートン)が配信する完全理詰めで解くことができる光のロジックパズルシリーズの第2段です。前作とルールは完全に異なり、「ニコリの美術館」のルールをそのまま採用しています。(ニコリの美術館については後述)回答は1つしかない正統派ロジックパズルとなります。レビュー現在は無料で48問、追加購入で25問100円のパックが2種あります。

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ライトクロス - 光のロジックパズルのレビュー

パズルのルール

さて、パズルのルールはとても簡単です。

  • 1.マスにタップすると電球を置きます。電球を置くと上下左右に真っ直ぐ光線が伸びます。光線はステージ隅までかブロックにぶつかるまで伸びます。
  • 2.電球は他の電球の光線に当たる事があってはいけません。
  • 3.ブロックに数字が書かれていたら、ブロックに隣接した上下左右4箇所の中に数字分だけ電球が存在しなければならない事を意味します。例えば1となっていたら上下左右のうち1個だけ電球があり残りは空です。4なら上下左右全て電球で0なら1つも電球がありません。
  • 4.全てのマスが電球か電球の光線で埋まったらクリアです。

理想的なロジックパズル

何が理想的かと言えば、回答が1つしかない事です。回答に至る道筋は数パターンありますが、最後の回答はどのプレイヤーでも一緒になります。もし回答が複数ある問題があれば不具合のはずです。何故、それが理想的かと言うと、回答が1つのパズルは理詰めで解く事ができる条件に当てはまるものが多いからです。

ライトクロスでどんな複雑怪奇な問題が出題されても解くための定石(公式・方法)が必ずあります。定石を発見し、活用していく事で計算感覚でパズルを解く数学的な楽しさがあります。スマホゲームはこの種の定石があるパズルがほとんど見当たりません。また、定石があるとしても複雑すぎて人間には判別不能なパズルもあります。しかし、ライトクロスは人間に解ける定石がふんだんに盛り込まれたパズルなのです。

美しい画面でプレイできるロジックパズルゲーム

ライトクロスはそのUI構成からパズルではなくパズルゲームと言えます。プレイしてまず目に着くのが洗練された美しいグラフィックです。そして落ち着く音楽の元、プレイヤーの動作に対して光と効果音で迫力を持たせてくれます。まるでソーシャルパズルRPGのパズル部分を取り出したような美しい挙動です。

難易度が低い、そして少ない問題数

欠点を上げると難易度の低さ、解法パターンの少なさですね。人にもよりますが、無料の問題は後半でも3~5分でクリアできます。正直、解法さえ知っていれば無料問題はあっという間に終了します。有料の50問を追加してもじっくり沢山の問題を楽しむのは難しいです。

補足をするならばライトクロスの問題を作るのは普通のパズルに比べて1問1問それなりに時間がかかります。適当に作ると実は回答が2通りありましたなどの展開が普通にあります。なので問題数の少なさは手抜きではありません。ちなみに私の感覚で言えば問題の質もあまり高くありません。本元の「ニコリの美術館」はもっと沢山の定石を知らないとクリアできないような問題が中難易度・高難易度でありますが、ライトクロスは解法パターンが少ない気がします。

ただ、ロジックパズルの入門的位置付けとしては「ニコリの美術館」より断然上だと思います。

ライトクロスの攻略

攻略の概要

ライトクロスの攻略法を一言で言えば解法を見つけることです。いくつか、この場所は必ず電灯がある、この場所は必ず電灯が置けないなどの場所を断定する事ができます。断定していき、未知の部分を減らしていく事が解法になります。決して、3択ほどの選択肢があるから、とりあえずこれを試してみようとの感覚でパズルを行ってはいけません。運が良ければそれで解ける場合もありますがパズルの面白さが半減以下になってしまいます。断定できる箇所を特定していく事がロジックパズルの醍醐味であり面白さです。

基礎的な攻略

  • 数字が書かれた四角とその周囲で電球を置ける数が一致する。この場合は全てに電球が置けます。また、電球を置いた影響で光線が伸びて他の電球のマス目が埋まれば、そのマス目も同様に置ける電球の数と数字が一致しているかもしれません。
  • 数字3が書かれた四角の周囲4マスが開いている時、ある2マスを埋めると他の数字が書かれたマスの周囲が埋まってしまう事があります。その場合、その2マス以外の電球が確定になります。
  • 数字0や数字の分を他で使い果たした四角の周囲部分で電球が付いていない場合、その場所以外から光線を伸ばしてマスを埋める必要があります。その場所に光線を照らせる場所が1箇所しかなければ確定です。

だいたい以上の3種類を応用すればライトクロスの無料部分の全ての問題が解けます。

「ニコリの美術館」について

ニコリ

先ほどから何度も名前を出している「ニコリの美術館」生みの親「ニコリ」はいくつものロジックパズルを生み出して世界的にも評価のあるパズル雑誌です。実は私、ニコリの大ファンだったりします。パズルにちょっと詳しい方なら名前ぐらいは知っているのではないでしょうか。スリザーリンク、ぬりかべ、四角に切れなど人気のある定番ロジックパズルをいくつも生み出し、ニコリの美術館も定番コンテンツの1つです。ルールは書くまでもなくライトクロスと全く同じです。ライトクロスはニコリの美術館のルールをそのまま採用しています。なお、ニコリの美術館の泥棒対策に監視ライトを部屋隅々まで見渡せるように設置しましょうと舞台設定も用意されています。

ニコリの美術館とライトクロスの違い

さて、ライトクロスは単純にニコリの美術館を採用したわけではありません。以下の点は評価できます。

  • 1.「ニコリの美術館」の形は四角形が基本ですが、「ライトクロス」は外枠が四角形でなく形が決まっていないステージがありいます。
  • 2.「ニコリの美術館」は難易度がとても高い問題も出題されますが、「ライトクロス」は低~中難易度で留まっています。
  • 3.「ニコリの美術館」は白黒と○□、□の中の数字だけで構成しているナンプレと同じ方式の単純な図式の出題方法です。「ライトクロス」は美しいグラフィックと効果音の中、快適にプレイできます。

ライトクロスでは問題が足りない場合

ニコリの美術館は雑誌でも発売していますが、ほとんど各ゲーム機ハードのソフトとして発売しています。

iPhone版もあります。(ただし、無料分は3問しかないのでほぼ有料アプリと捉えてください。)

ニコリの美術館では実現できない迫力を求める方へ

パズルのルールリスペクトを許容できる方はライトクロスをプレイしてみてください。印象が白黒の美術館とはかなり異なりますので、かなり新鮮な気分でプレイする事ができます。有料問題も25問100円なのでニコリさんよりは安価です。

まとめ

「ニコリの美術館」と「ライトクロス」の関連性を持たせたかったのでこのようなレビューとなりましたが、ライトクロスはUIなどがとても丁寧に作られているため、面白いアプリとなっています。ニコリさんもライトクロスを参考にパズルではなくリッチなUIのパズルゲームを作り出して欲しいと心から思います。

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