ロマサガ2リメイク版をやってみた感想

まずはロマサガ2のゲームシステム部分について触れています。プレイしてみたはいいが、何がなんだかさっぱりという方にはご一読いただければと思います。
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ロマンシング・サガ2というゲーム

 3月24日より配信開始となった、リメイク版のロマンシング・サガ2。子供の頃にオリジナル版をプレイして以降、ガラケー版はノータッチでしたが、今回のリメイク版は2000円ほどとお手ごろ価格なのでプレイしてみました。

攻略……というほどガチのものでもありませんが、なかなかに難しいゲームでもありますので、ゲームを進めながら気になった点などを紹介したいと思います。

システム面で抑えておきたいポイント

 ゲーム開始後は、まず男女どちらかのキャラを選び名前をつけます。ここで選ぶキャラはゲームの最終盤に登場するため、しばらく出会うことはありません。なお男女で能力と武器に違いがありますので、物理攻撃で殴るなら男性を、それ以外もいろいろ使わせたいなら女性が向いています。それが終わればゲーム開始です。


よく見ると、開始時のプロローグではカウンターに選んだキャラが座っています。最後までプレイした際には、これの意味も分かることでしょう。

陣形が崩される可能性が高い自動ダッシュに注意

 「われわれはインペリアルクロスという陣形で~」と、よくネタにされる会話からゲームは始まります。スマフォ版がどうかは分かりませんが、少なくとも私がプレイするvita版では初期設定だと自動でダッシュし、その状態で敵のシンボルと接触した場合は陣形が崩されての戦闘となります。敵シンボルの近くでは動きを止めて敵から接触させるか、vita版なら×を押しっぱなしにしてダッシュを止めましょう。また、敵シンボルに背中から触れられても陣形が崩されます。

ジェラールはどう戦わせる?

 皇帝レオンと重装歩兵は片手剣、軽装歩兵は両手剣、猟兵は弓とそれぞれが得意武器を持っています。第二皇子ジェラールは剣を装備していますが、実は後にレオンのスキルや武器レベルを引き継ぐので、レオンと同じタイプの武器を使うのはややもったいないのです。ちなみにこれは後の皇帝とその部下たちにも当てはまります。部下には皇帝が使わないタイプの攻撃を持つ職を重視すると、攻め手に欠いて悩むケースは減るはずです。
 話をジェラールに戻しまして、しばらく戦力としてはアテになりませんが、体術のパンチで戦うのが「皇帝の育成」という意味では効率的だと思います。消費0で出せる自己回復の『集気法』や反撃技の『カウンター』を閃いてくれれば儲けものですしね。

陣形に合わせた戦術を使う

 インペリアルクロスという陣形は中央左のキャラが攻撃されやすいという特徴があり、これを逆手に取ってそこに打たれ強い重装歩兵を置き、他のメンバーで攻撃する陣形です。重装歩兵がいずれ確率で敵の物理攻撃を無効化する『パリィ』という技を閃くと思うので、敵の数が多いときや強い敵の場合はそれを使わせておくと安全に戦えます。
 また、開始時こそ打たれ弱いジェラールも、いずれはたくましく成長します。頃合いを見て猟兵と位置を変えたほうが、猟兵のLPが0になってメンバー交代という悲惨な事態を避けやすくなると思います。ただ後ろに下げると攻撃順が遅くなるので、猟兵の攻撃が早いほうがいい場合は変えなくてもいいでしょう。


カウンターを覚えれば、最前線に配置しての反撃戦術も可能に。ジェラールの後継者に体術使いの格闘家を選ぶなら、あらかじめ技を閃いておくと即戦力にできます。

技を閃くのは運次第?

 特定のイベントを除き、必ず閃きが発生することはないようです。攻撃時や攻撃を受けた場合に確率で発生するようなので、あせらず気長に待ちましょう。ただ、その武器が得意な職のキャラに戦わせるほうが閃きやすいため、今後にメンバーを選ぶ必要が出てきた際は「○○が得意~」という発言を参考にメンバーを決めると効率的です。また、特定の武器や技を使った場合にのみ閃くものも存在するので、そういったものが必要なら条件を調べておきたいところですね。

アバロンに帰ったらとりあえず寝る(笑)

 洞窟の敵を掃討すると、本拠地の帝都アバロンへ帰還します。このゲームは戦闘後にHPは全快しますが、技や魔法で消費する各Pは自動で回復しません。自室のベッドに入るか宿屋で寝るかの方法で回復させましょう。話がテンポよく進むのでつい忘れがちになりやすく、出先から戻ってくるハメになりやすいため注意が必要です。
 また、城の1階東側の部屋にいる宮廷魔術師の女性に話しかけると『ファイヤーボール』の術を教えてくれます。物理攻撃が効きにくい相手や敵後列にいる面倒な攻撃を持つ敵を狙い撃つのに使えるため、教わっておくといいでしょう。

装備の強化はどうするの?

 アバロン城の中央付近に外へ出る扉(陣形の訓練をしている兵士の部屋の近く)があり、そこから外に出て二階に行くと装備開発室があります。しかしここで開発できるものは1段階ずつグレードが上がっていくようなもので、一気に強力な装備を作ることはできません。とはいえ作っていかなければいつまでも弱いままのため、やや面倒でもこまめに足を運ぶようにしたいところです。
 開発以外で強化するとなると、宝箱やモンスターのドロップに期待するしかありません。しかし固定のボス的扱いモンスター以外は「あの場所へ行けばこの敵が出る」というシステムのゲームではなく、狙った敵が出てくるかは運次第。さらに戦闘回数が増えると敵のレベルも上がって強敵が出やすくなるシステムなので、ドロップ狙いの繰り返しは後々後悔することになりかねないのです。どうしても欲しい物がある場合は事前にセーブし、かなりの戦闘を重ねても出なかった場合はデータをロードしてやり直すのがオススメですね。


 システム面で抑えておきたいのはこのあたりでしょうか。今回はこのくらいにして、次回はジェラールの治世の終了までを追っていきますね。
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