攻略記事

星のカービィ(ゲームボーイ)

思い出

 任天堂と言えばアクションゲームのゲーム性に特化しているイメージが強いという私一個人の印象なのですが、とりわけこの『星のカービィ』と言うタイトルはいろんな意味で完成度が高く感じられる作品だと未だに思えます。
 多彩なアクション、聞いてて楽しいBGM、簡単な操作、誰でも実現できるサクサクプレイ…。なんでも、このタイトルのコンセプトは『誰でも気軽にクリア可能』だったようで、言われてみるとなるほど、難易度が非常に低く、アクションゲームにありがちな『落下死亡』すら回避可能な仕様ですのでストレスの溜まり具合は非常に低く抑えられているようでした。そこに軽快なBGMと可愛らしい敵のアクション、見た目に解り易いアイテムとなんでも攻撃手段に変えてしまうカービィ…。確かに簡単です。ゲーム自体の全面クリアは別問題にしろ、ひとまずこれで腹が立つ要因に気付く人が存在するなら、きっとその人は『アクションゲームはやらない方がいいだろう』といった方なのでしょう。そのくらいにやられ難いゲーム性なのです。
 取り敢えずリアル性は皆無ですが、その分メルヘン性なら抜群でしたね。個人的感想を言ってしまえば、よくもまぁカラー演出の無いゲームボーイでここまで魅入れる背景とキャラを描き上げたものだと感心すらしまいます。ただ、その演出も凝った絵ではなく、子供が描きそうな絵だったからこそマッチングに結び付いたのではないのでしょうか。
 ゲームも進め易い。絵も判り易い。音楽も不快感が無い。そんでもってメルヘン性に優れる。…人気が上昇し、とりわけ子供が好むわけです。敢えて問題点を挙げるとすれば、私が魅入ってしまった頃の年齢が14歳だか15歳だかの頃だったんですよね。うーん、きっと子供だったんでしょうね。私…。

はなうたBGM

 誕生から20年を越えたのも既に数年前。カービィシリーズは敵味方やアイテムを増やしつつ未だに新タイトルを連ね続けていますが、当然ながら有名となったBGMも増えていますね。とりわけ有名なのが動画でよく聞く事になる『グルメレース』なるものですが、確かに聞き入り易く楽しいですね。
 でも、私が大好きなのはやっぱり初代のメインテーマと言うか、あの高い音源の有名なヤツです。活字の説明でそのBGMをお届け出来ないのが悔やまれますが、夢のある曲ですよ。メルヘンですよ♪ …判る筈ありませんよね。でもいいんです。そんな事判り切った上でこうして書いているんですから。そしてこんな説明で『ああ、確かにイイよね』とか『そう? 自分的にはこっちの方が…』と言えてしまう方、気を付けて下さい。年齢バレます。その年齢で未だメルヘンを追掛けている事がバレてしまいます! それはきっと忌々しき事態です! なのでご注意を。…え? 私ですか? 私はイイのです。精神年齢の低さなら誰にも負けない自信がありますから☆

シンプルイズベスト!

 シンプルの方程式と表現すれば大袈裟ですが、私は何だか知らないけどシンプルに強く拘ります。本当、どうしてこんなにシンプルに拘るのか…。
 

 まあ、イキナリ脱線しかけた話は別に、ではゲームに関するシンプルって何? って話になるのですが、辞書を引けば『単純』や『わかり易い』といった内容になっています。ただ、私が言うゲームに関するシンプルは『そのまま』といったニュアンスが強く、言ってしまえば操作法や技などが続編に繋がっても大差ないものを指しています。『じゃあピュア(純粋)じゃねェか!』なんて怒らないで下さい。数行手前に書いた文面を描き直すのがめんどくさいのです。
 …話を戻しましょう。
 …つまり、現実に続編を連ねる『星のカービィ』と言うゲームの『シンプル』とは2作になっても3作になっても初代の操作法を引き継ぐものであり、簡単な話、『新技』や『新キャラ』等の登場も極力控えた作品が『シンプル』に近いものになるかと…。
『星のカービィの初代』をプレイしたのが『星のカービィシリーズ』で初めてという方にとっては、初代作品こそが『シンプルな星のカービィ』となるわけです。
 そんな初代から2作品目に手を掛けた場合、当たり前のように新要素が盛り込まれているのですが、余りに盛り込まれ過ぎた新要素は『シリーズ』ではなく同じ顔を持った全くの別ゲームと捉えかねません。
 私の場合は面白かったこそ次の続編に手を出すのですが、その内容が激変していたなら更に次の作品には目も向けなくなってしまう傾向が強く、見聞きして楽しむ割には『じゃあやってみよう!』という気力には繋がらないのです。我ながら変な性格ですよね?

 そう考えると『パクマンシリーズ』は優秀ですよね。どんな時代でも『逃げ回る』と言うスタイルが変化しないのですから。

 話を再び戻し、『星のカービィシリーズ』が今なお高い人気を誇るのは、きっと追加要素がシンプルに抑えられているからなんだと思います。いや、多分…。とはいえ、初代を知る私からすれば、それでも別ゲームになってたりしますが。

 と言う訳で、私が考える『シンプルな星のカービィ』…の、そうですね、『シリーズ第550作品』を軽く思案してみたいと思います。

・白黒である。(最重要項目)
・使用ボタンは十字キーとアクションボタン2つのみ。(セレクトボタンとスタートボタンは含まず)
・敵キャラは総数…20以下。
・とにかく残機が減り難い仕様。
・音楽性、音源に一切の手を加えない。
・いろいろめんどくさいからもうゲームボーイソフトでいいや。
・あーもういい。値段も3000円以下に抑えよう。

 …とまあ、こんな感じですかね。『シンプル』云々の前に売れませんね。今となればゲームボーイを本体を手に入れるのも至難の業ですが…。あ、ちなみに私は未だに所持していますよ。画面カバーは外れ、画面に線状のドット抜けが起こり、電池カバーは破損し、電池残量関係無しにパイロットランプが点きませんが…。

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