イースターエッグパーティ
エピローグ
カラ松 | ふ……。 皆、罪なき無垢な卵を狩りに 街に出たようだな……。 |
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オレは行かないのかって? ふっ、そう焦るな。 | |
最高にクールな男が着けるアイテムは、 やはり最高にクールなものでなくてはな。 | |
ウサギ耳……。 クールな男が着けるには、 いささか不似合いなアイテムに思うだろう。 | |
しかし、だからと言って着けないなどと いうのは二流だ。 一流のオレは、このアイテムすらも 着けこなしてやる。 | |
出来合いのものではつまらない。 ならば、このゴッドハンドで カスタムするのが道理……。 | |
見ていろ。 誰も見たことのない、ニューアイテムを 披露してやる……! | |
トド松 | カフェのチケット目当てだったけど、 参加してみると案外楽しいな、エッグハント。 |
カラ松 | シット、 失敗してしまったか……。 |
何も気に病むことはない。 トライアンドエラー。 次は成功すれば良いだけのことだ。 | |
一松 | 猫じゃらし…。 ウサギ…。 |
カラ松 | おわっ! |
なんだ!?何故爆発した!? 火薬など、オレは使っていないぞ!? | |
ふ……っ 皆まで言うな。もうわかっている。 | |
オレの魅力が爆発した……。 そういうことだろう? | |
……畳が焦げてしまったな……。 マミーに怒られるだろうか……。 | |
おそ松 | 俺は、おんなじ丸いものでも、 こっちのほう集めたいな。 |
チョロ松 | 卵なんて、目玉焼きにして食べてやる! |
カラ松 | 皆はどうしているのだろうか……。 オレがいなくて寂しがってはいないだろうな。 |
心配するな、ブラザー。 すぐにオレが行ってやろう。 このアイテムを完璧に着けこなした、 カラ松・フィーチャリングイースターがな……! | |
十四松 | ぼくも、トッティ大好き! |
………………。 | |
トド松 | ふー、 エッグハント、思ったより楽しかったね。 優勝できたし、パーティも豪華だったし |
おそ松 | ああ、そうだな。 居酒屋タダ券も手に入ったことだし。 |
トド松 | 手に入れたんじゃなくて、強奪したんでしょ、 ボクから。 |
そもそもおそ松兄さんは パチンコしてただけじゃん。しかもぼろ負け。 | |
おそ松 | バーカ。 お前が手に入れたってことは、 俺が手に入れたのと同じようなもんなんだよ。 |
チョロ松 | 何、その理屈。 まあ、僕もCD貰っちゃったから、 なんにも言えないんだけど……。 |
トド松 | 別にいいよ。 アイドルのCDなんて、鳥除けくらいにしか ボク使わないから。 |
チョロ松 | …………。 |
十四松 | 楽しかったー! |
トド松 | 十四松兄さんは、いつのまにパーティの お菓子作りに参加してたの? あんな大きいパンケーキ作るなんて、 びっくりしちゃったよ。 |
でも、十四松兄さんのお陰で優勝できたからね。 そのバットは、十四松兄さんが 手に入れたようなものだよ。 | |
でも、カラ松兄さんはどこ行ったんだろう。 景品の釣り竿、欲しがってたみたいだし 出方によってはあげてもいいのに……。 | |
一松 | 別にいなくていい。 うざいだけだし。 |
トド松 | 一松兄さんは、 猫じゃらしが手に入って 嬉しそうだね。 |
一松 | …………。 |
5人 | ただいまー。 |
カラ松 | ああ、オレが恋しくて迎えに来たのか、 ブラザー。 だがちょうどいいところに来た。 今まさに、オレの傑作が完成し……。 |
トド松 | いや、カラ松兄さん。 エッグハントならもう終わったけど……。 |
カラ松 | え……。 |
じゃあ、このせっかく作った カラ松・フューチャリングイースターは……。 | |
おそ松 | うわ……。 |
チョロ松 | なにそれ……。 |
一松 | ひどい……。 |
十四松 | 変なの! |
トド松 | ほんと、きつすぎるし……。 |
5人 | 痛い痛いイターイ!!!! |