Circo del viento
5話
チョロ松 | 観に来るんだったら、朝言ってくれてもいいのに。 |
---|---|
おそ松 | 絶対、来るな!って言われそうだったしさ、 言わない方がサプラーイズ!的な 感じになるじゃん。 |
チョロ松 | そうだけどさ……。 |
トド松 | まあまあ。 観てて、兄さん達凄いなぁって思ったよ。 ボクの兄さん達はやれば出来るんだって、 感動しちゃった。 |
チョロ松 | 急に褒めてきても、 なにもしてやらないからな。 |
トド松 | チッ……。 |
おそ松 | それにしても、カラ松。 すっげー緊張してたろ? |
カラ松 | あぁ…、オレとした事がプレッシャーという 大きな壁に行く手を阻まれそうになったが、 乗り越える事が出来た。 |
おそ松 | 必死でやってる顔、面白かったよ。 |
カラ松 | 面白い……?クールではなく? |
おそ松 | ん?あぁ、最っ高に面白かった! |
カラ松 | …………。 |
トド松 | ねーねー、そういえば、 なんでチョロ松兄さんはピエロだったの? |
チョロ松 | なんでって言われても、 ピエロやる人が 少なかっただけって理由でしょ。 |
トド松 | あ、自分からやるって 言ったんじゃないんだ? |
チョロ松 | 言う訳ないだろ? 面白い事出来るわけないって 思ってたんだから。 |
トド松 | だよねー。 でも、ピエロの格好したチョロ松兄さん……。 |
チョロ松 | な、なんだよ? |
トド松 | ……ぷっ。 あぁ、思い出したらまた笑いが……。 ぷぷぷっ……! |
チョロ松 | 格好だけで笑わないでくれる!? もっと見て、面白いところあったでしょ? |
トド松 | だって、面白くって……。 ボクだけじゃなくて、 おそ松兄さんも笑ってたし。 ね?おそ松兄さん? |
おそ松 | え?あぁ、チョロ松のピエロね。 あれ、ほんっとっ……ぷ……! |
2人 | ぷ……ぷぷ……。 アッハッハッハッハッハッハ! |
チョロ松 | だから、ピエロの格好を思い出して、 笑うんじゃなーい!!! |
カラ松 | フッ……。いいじゃないか、チョロ松。 それぐらい、 お前のピエロは良かった、という事さ。 |
チョロ松 | どう変換したら、 そういう風に聞こえるんだよ。 |
カラ松 | オレは今のジャグリングをより クールなものにしてみせる! |
チョロ松 | はいはい、よりクールにね。 出来る出来る。 |
十四松 | …………。 |
一松 | …どうした?十四松。 |
十四松 | んー? 今日は楽しかったなーって。 |
一松 | そう…。 |
十四松 | 一松兄さんはどうだった? |
一松 | …まぁまぁ、かな。 あと、十四松のステージは良かった。 |
十四松 | ほんと? |
一松 | …うん。 |
十四松 | そっかー。じゃあ、明日も頑張る! もっとお客さんが笑顔になるように! |
一松 | …うん。 あ、でも、お前。 ライオンとプロレスしてて怪我しないの? |
十四松 | 怪我?怪我なんてしないよー? ライオンたちは優しいし、噛んでこないし。 |
一松 | まじか…。おれも噛まれることなく。 なでなでしたり、出来るかな。 |
十四松 | 一松兄さんならぜんぜん大丈夫だよ! いっつも、猫と一緒にいるし! 猫しか友達いないもんね。 |
一松 | …あ…うん。猫しかいない。 |
十四松 | 猫とぼくら兄弟いれば、いいでしょ? |
一松 | …ま、まぁ、猫のついでに兄弟がいれば。 うん、べつにそれで良いかも。 |
十四松 | うん!あ、あとライオンたちとも 仲良く出来ると思うから、 ライオンも友達だね。 |
一松 | ライオンと友達…! |
十四松 | やったね、一松兄さん。 |
一松 | こ、こんど、一緒に行くわ…。 |
十四松 | ライオンたちも喜ぶよ! |
おそ松 | おーい、お前ら、置いてくぞー? |
十四松 | 待ってー!ね、おそ松兄さん、 今日の晩御飯なにかな? |
おそ松 | んー?わかんない。 けど、お前らが頑張ったら最終日には 母さんが美味しい料理作ってるかもな。 |
十四松 | やったー! 美味しいやつ!美味しいやつ! 明日もがんばりー…! マッスル!マッスル!ハッスル!ハッスル! |