攻略記事

光と音の美しいハーモニーを楽しめるアクション「mg_CUBE」の感想・レビュー

光の動きと音楽が一体となり美しい旋律になる雰囲気ゲー的なアクション「mg_CUBE」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

mg_CUBEとは

GREE傘下Wright Flyer Studiosの少人数開発プロジェクトGARAGEからリリースされたアプリです。前作CubicTourに続くCUBEシリーズの続編となります。美しい光とクールな音楽の中、磁石をイメージした引っ付きと反転を利用したゲームです。なお、Android版は無料ですが、iOS版は有料で記事執筆時点で300円です。

プロモーション動画

mg_CUBEのレビュー

指示に従い2拓から選択するモード

ルールはかなり単純です。画面右をタップすると自身のキューブが赤く光ります。画面左をタップすると自身のキューブが青く光ります。キューブは慣性の法則に従って落下するところからステージは始まります。ステージ上には赤や青で構成された様々な物体があります。キューブが赤青に輝くと磁力が働きそれらの物体に干渉して自身の動く方向を反転させます。

様々な物体に干渉しながら頂上まで辿りつくとクリアです。箱型物体に触れるとゲームオーバーです。落下した場合も結局箱型物体に触れてアウトです。

攻略できるステージ数は51種類存在します。最初は簡単・単純すぎて面白くない可能性もありますが、難易度が上昇するとプレイが楽しくなってきます。

▲クリア時の光の演出は爽快でとても美しいです。

▲箱に触れたり侵入すると水しぶきの音が聞こえてゲームオーバーです。

ステージを彩る様々なギミック

ステージには様々な物体があり、これらの物体に干渉して自機を頂上に持って行きます。mg_CUBEに登場するギミックを紹介したいと思います。

  • 四角い物体

自キューブを物体と同じ色にすると、キューブは物体の角度に方向転換します。

  • 弓矢

弓の格好をした物体の場合、弓が赤なら自キューブは青、弓が青なら自キューブは赤にすると、キューブは弓が指し示す角度に方向転換します。

  • 自キューブを惑星と同じ色にすると、惑星に引き寄せられます。

自キューブを惑星と反対色にすると、自キューブは惑星に引き寄せられます。引き寄せられた自キューブは惑星の慣性に従って動きます。例えば、惑星の周りを回転したり、惑星がエレベーターのように上下に動けば自身も惑星に合わせて上下に移動します。自キューブの色を消すと惑星と自キューブの位置を直線とした角度で自機を移動します。

操作はカジュアルゲームながらも良質な雰囲気ゲーム

プレイヤーの操作は赤にするか青にするか何もしないかの3拓です。特に「四角い物体」と「弓矢」は赤青が反転しているのでプレイヤーは操作を間違えやすくなっています。言わば「あっち向いてホイ」をゲーム化した反射神経ゲームです。実はこの種のゲームはいくつかシンプルなカジュアルゲームとしてリリースしています。が、他ゲームと大きく区別できるのが視覚・音響効果です。物体に当たった時の効果音や光の渦がとても綺麗でエフェクトもしっかりしています。それでいて派手でない宇宙空間を思わせるナチュラルサウンドと合わさって独特の雰囲気がとても綺麗で安心感を与えます。

ゲームとしてはシンプルだけど雰囲気が独特且つ素晴らしいため完成度が高まったゲームと言えます。また、下記音ゲーのグルーヴコースター的なところも含めて複数のカジュアルゲー要素をミックスした意欲作であるとも取れます。

爽やかなハウスサウンド・テクノサイウンドが気持ちいい音ゲー風味モード

mg_CUBEは通常ステージだけでなく、音ゲーちっくなゲームができるスペシャルモードが数曲あります。テクノサウンドが含まれています。グルーヴコースターとmg_CUBEオリジナルのシステムを混ぜたようなゲームシステムです。

細長いくねくねした棒のような通路が通常ステージから追加されています。くねくね走行中はボタン押しっぱなしです。そして最後は必ず画面から指を離す必要があります。明らかにグルーヴコースターリスペクトしてますね。

▲このぐねぐね線は音ゲーモードのみのギミックです。

曲に合わせてステージの長さは1分30秒~2分と長めです。また、通常ステージのように無視しなければいけないダミー的な物体はありません。また、引き付けて重力に反転する形で離す惑星型の物体も見当たりません。あくまで曲の流れに合わせて曲の終了と同時にクリアできるようになっています。

音ゲー部分は通常の赤・青を振り分けるモードだけでなくタイミング良く赤色になるだけでいい1ボタンのプラクティスモードも存在します。反射神経ゲー的な部分が緩和され音ゲーに専念できます。

なお、ゲーム内では音ゲーと明記していますが、私は音ゲー風味と表現します。何故なら音楽とステージ構成があまり噛み合っていないためです。特にキューブが物体にぶつかる効果音と実際に流れているミュージックが一致しておらず、音が外れているような感覚に陥っています。明らかに効果音の音程がおかしい。音ゲーは効果音と音楽、操作感が一体となり楽しめる事が基本ですので、これを音ゲーとしたくはありません。

しかし、音ゲー風味だから駄作ではありません。mg_CUBEの世界観に合うクールなテクノ・ハウスサウンドの中でプレイすると音ゲーをプレイしている感覚に近い状態になります。mg_CUBEの音ゲーステージは音ゲーではなく、クールなテクノサウンドをバック背景にゲームを楽しむモードと捉えた方が良さそうです。

mg_CUBEは基本的にステージクリア型です。スペシャルステージは音ゲーモード以外にひたすら物体に干渉して進んでいくエンドレスモードもあります。

▲音と効果音が一致していない欠点はありますが、音と映像は一致していてまるでテクノ音楽のミュージックビデオを見ているようです。

雰囲気を重視しすぎて若干遅い

ゲーム開始からステージセレクト画面、ステージセレクトからゲームが始まるまで、ゲーム失敗から再スタート、どれも一呼吸置くほどの時間がかかります。つまりレスポンスが悪いです。

特に難しくなってからは失敗・攻略の繰り返しになるため。リトライは何度も行いますが、カジュアルゲームと比較すると若干のレスポンス時間を取るため気になりました。(まあ若干であり許容できるレベルですが)

また、特に音ゲーステージは1ステージが長い上に1回でも失敗すると曲が終了してゲームオーバーになってしまう鬼畜使用です。音楽に浸りたい場合はちょっと厳しい仕様ですね。

雰囲気は本当に良いのですがUIの速度的な部分は気になります。

攻略の基本

管理人がプレイしていて気になった事項を攻略としてまとめておきます。

  • no miss得点

no miss、つまり1回でステージをクリアするとボーナス得点がつきます。これ、ステージ選択画面からステージに入って1回もミスしなければ入手できるようなので、ミスしてゲームオーバーになったらステージセレクトの画面に戻り再度プレイする方法でリトライすれば必ず入手できます。ただし、面倒くさい。多少スペシャルステージ(音ゲー部分)を解放するタイミングが早くなります。

でも後ほどゲームに慣れてから攻略に再チャレンジする方が効率は良さそうです。

  • ステージ開始時の全体像

ステージ開始時、ステージの全体像が見渡せます。無視してすぐスタートしがちですが、自キューブと接触させてはいけないダミー物体を見分けれる場面はここだけです。ついでにこれを全体画面で見渡せるが故のパズル要素です。難易度が高くなってくると攻略するのに全体画面を把握するのは必須になってきますので疎かにしないようにしましょう。

まぁ、何度もリトライできるのでステージをプレイしながら解決策を図る力技でも十分ですが。

  • 他の反射神経ゲーで鍛えるのもあり

mg_CUBEは反射神経ゲームとしての難易度は他のカジュアルゲームと比べて低いです。mg_CUBEを難しいと思ったら他ゲームで鍛えれてから再度mg_CUBEを攻略すれば難易度が下がります。当ページの最後、「このゲームが好きなら次のゲームも好きになるかも」で似たシステムを持ったゲームを紹介しますので参考にしてください。雰囲気的な要素がないため、展開が速く練習としては最適です。

まとめ

Wright Flyer Studios GARAGE部門からリリースされるゲームは当たり外れが大きいですが、mg_CUBEは間違いなく当たりに該当する出来栄えです。シンプルでも雰囲気に力を入れるだけでここまで面白くなるのかと驚きを隠せません。同じルールの別ゲームと比べても飽きにくい作りです。音ゲー風味部分は本当に素敵なので是非遊んで欲しいと感じた作品でした。AndroidとiOSで価格帯が異なる理由は気になります。

ゲーム情報

  • ジャンル:パズルアクション
  • メーカー公式ページ:WRIGHT FLYER STUDIOS
  • メーカー:WRIGHT FLYER STUDIOS

入手先

このゲームが好きなら次のゲームも好きになるかも

  • Sidechain(サイドチェイン):(iOS)シンプルだけど止められない反射神経ゲーム
  • 2 Cars:(両OS)右手上げて、左手上げないでをスマホで表現するとこうなる
  • One More:(両OS)超高速虹色ロケットのアクションゲー

Sidechainと2 Carsは「あっち向いてほい」系統のカジュアルゲー、「One More Line」は惑星引力を利用しながら上に進むカジュアルゲーです。また、当サイトでレビューしていませんが音ゲーの「グルーヴコースター ゼロ(iOS)」は音ゲー部分のプラクティスモードに近いシステムです。

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