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左右対称に動く男女を結ぶパズル「ステイイング・トゥゲザー」の感想・レビュー

左右対称に動く男女2人を操作しながら近づけさせ、2人を出会わせるアクションパズル「ステイイング・トゥゲザー(Staying Together)」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

ステイイング・トゥゲザーとは

Naquaticが配信しているアクションパズルです。操作通りに動く男の子と操作と逆の行動を取る女の子をくっつけてあげるキューピットをするのが目的です。なお、Naquaticはこの種のミニゲームをいくつか配信しています。

プロモーション動画

ステイイング・トゥゲザーのレビュー

左右対称の男女を出会わせろ!

ステイイング・トゥゲザーは横スクロール画面の左に男の子、右に女の子がいる状態からはじまります。中央付近で白く光っている地点に男女を同時に揃えばクリアです。画面下を4分割し、最左を押すと男の子は左側、女の子は右側に移動します。最左より1つ右を押すと男の子は右側、女の子は左側に移動します。つまり男女は左右対称に移動します。画面右側をタップすると小ジャンプ、長押しすると大ジャンプします。左右対称ではない画面構成の中、左右対称に動くキャラを上手に操作して光っている部分に男女が同時に存在する状態を作りあげます。見た目はアクションゲームでアクション要素もかなり要求されますが、本質的にはゴールするパターンを探し出すパズルゲームです。

遠くに離れている2人を

光のある地点に同時にいるようにすればクリアです。

障害を越える

ゲームの本質はパズルゲームと上記で述べましたが、死にゲーとしての側面も持ちます。穴に落ちたら死亡です。棘に当たっても死亡です。ステイイング・トゥゲザーは時間によって変わるトラップがないため、慎重にゲームを進めれば大丈夫ですがパズルの解き方のように手順を誤ると自滅するしか方法がない状態に陥る事もあります。(私が進めた部分は)

それぞれのステージにはハートのかけらが3つあります。ハートを3つためると画面上にある透明のハートが赤く染まります。まるで愛を育んでいる状態ですね。ハートを取らなくてもクリアできます。ハートを取らないと開放できない高難易度ステージもあるので、ゲームに慣れてきたら、全てののハートを取得する事にもチャレンジしていきます。

工夫したフィールド画面

男女はクエスト開始時、当然離れているため一画面で全てを表示する事はできません。画面中で切って左は男の周囲、右は女の周囲を見せています。男女が近づき左右の幅がなくなった時、2つの画面は1つになります。特別な画面処理をしているわけではありませんが、この瞬間は何故か感動します。また、攻略のためには必ず全画面を見渡す必要があります。その点も考慮されており、左上のアイコンで全体を見渡せます。

2つにわかれていたフィールドが1つになる瞬間は嬉しいものです。

全体画面。これを見ながら攻略法を考えるのが基本です。

アクション部分の操作感がちと雑

操作方向が左右対称なので女の子側の操作が難しい事はすぐに予想できます。しかし、本質的な横アクション部分の挙動が少しばかり悪い気がします。特にジャンプの挙動ですが、ジャンプしてから左右に方向をチェンジできる時が若干シビアになっており、パズル部分でこう行けばクリアできるんだ!と分かってもいざ操作しようとする時にミスを連発しやすいです。それもゲーム部分の移動がシビアという訳でなくただの操作ミスの時が非常に多かったです。スマホは確かにコントローラーと比べてアクションゲームの操作性が落ちる事はわかりますが、「これはない」と思う事が何度もありました。この点は作者に改善を願いたいですね。

高難易度でアクションゲー好きには攻略しがいのあるステージ

上記で死にゲーと述べましたがアクション要素と言うか、フィールド構成が難しいため本当に死にまくりです。棘の下にハートがあり、軽いジャンプじゃないと届かない上に下は穴なためハートを取得したら戻らなくてはならなかったり……。理不尽な要素は操作性以外ありませんが、本当に嫌なフィールど構成もあるので高難易度ゲーが好きな方は試してみてください。私はアクションゲームが苦手で結構で、序盤のあるアクションパートでつまづいています……。パズル要素が好きなので凄い悔しいです。

アクション部分とパズル部分のアンマッチ

この種のゲームでよくおきる現象ですが、アクション部分とパズル部分が完全にアンマッチしています。アクション要素を求めるプレイヤーはパズルの極悪難易度で辟易します。反対にパズルを求める人はアクション部分の極悪難易度で辟易します。アクションとパズル、どちらかに強く比重を置いたアクションパズルなら問題ないのですが、両方を追求しているとこの問題はよく起こります。ステイイング・トゥゲザーにも強く感じる要素です。両方が好きな人にはグッドなゲームだと思います。

元ネタ「バイナリィランド」

実はこのゲーム性、オリジナルではなく元ネタがあります。それがこのバイナリィランドです。鏡の迷宮に閉じ込められたオスとメスのペンギン(グリンとマロン)を共通の出口に連れていきます。全方位見下ろし型であり、画面の中央にゴールがあります。右側のペンギンはコントローラの通りに動き、左側のペンギンはコントローラーと左右対称で動きます。左右で当然フィールド構成は異なり、その中でゴールを目指します。また、敵キャラが登場し、敵を避けていくアクション要素もあります。(特にコントローラーと左右対称に動く左側は極悪難易度)

バイナリィランドは全方位見下ろし型でステイイング・トゥゲザーは横スクロールとの違いはありますが男女二人を指定場所で引き合わせる、左右対称に動くなどのメインとなるゲームシステムは同一です。WIIと3DSのバーチャルコンソールで配信していますので、ステイイング・トゥゲザーのようなゲームをプレイしたい方はこちらもチェックしてみてはどうでしょうか。

まとめ

発想はオリジナルと言えませんが、あまり見ない類のアクションパズルゲームです。難易度が高い方ですがパズルパートは本当に優れていると思います。死にゲーを攻略するもよし、全体画面でじっくりクリア方法を考えるのもよしですので、アクションパズルを探している方は試してみるとよいでしょう。

ゲーム情報

  • ジャンル:アクションパズル
  • メーカー公式ページ:Naquatic
  • メーカー:Naquatic

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