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敵を避けて地下30Fの迷宮をくぐり抜ける3Dアクションアプリ「ダンジョン&バーグラー」のレビュー

敵を避けて地下30Fの迷宮をくぐり抜ける3Dアクションアプリ「ダンジョン&バーグラー」の感想・レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

ダンジョン&バーグラーとは

泥棒(シーフ?)の主人公がダンジョンに潜りお宝を探しながら地下30Fまで進み、最下部の財宝を取得する事が目的の3Dアクションゲームです。特徴は主人公が攻撃手段を持たない事。ダンジョン内の敵は一定の挙動を示すので敵に当たらないよう上手にかわしていきます。なお、現在はAndroid専用タイトルでiOS版は準備中です。

プロモーションムービー

ダンジョン&バーグラーのレビュー

プレイヤーができる事は主人公を移動させる事のみです。画面の好きなところを押すと十字キーになるので指を動かして操作します。コロプラさんのぷにこんと全く同じですね。ダンジョンは簡単な迷路構造になっていて動きながら迷路の構造を理解していきます。あまり迷う事はありませんが視界が狭いので構造は自分で歩いて確かめていく必要があります。視界は主人公の回り9マスが全て見えてそれより1つ先のマスは少しだけ見えます。p:ダンジョンはモンスターがいます。主人公はひ弱なのかモンスターに攻撃する手段を持ちません。敵にぶつかるとハートを一つ失ってその階層の一番初めからスタートします。敵は一定の思考ルーチンで移動しているので特徴を掴んで敵に当たらないよう行動します。またダンジョンにはコインや財宝がありますので取得していきます。財宝やコインの入手は必須ではありません。でもコインは一定数貯めると自機が1つ増えます。財宝を入手するとゲーム開始時から最大HPが増えたりと特典があるので狙っていきたいですね。

レトロアーケードスタイルなアクションゲーム

ダンジョン&バーグラーは見た目こそ3D空間のゲームですが中身は極めてレトロスタイルなゲームシステムになっています。まず、ゲームを開始するとハートが指定個(財宝を確保すると数が増えます)コイン0Gではじまります。ハートは上述の通り敵にぶつかると1つ喪失しその階層の一番初めから始まります。途中、どれだけ進んでいてもハートが0になったらゲームオーバーではじめからになります。また、コインはやり込み要素ですね。無理に取る必要はありませんが取るとゴールドがたまります。ゲーム途中からプレイできない事など問題もありますが、作者は敢えてレトロ+現代技術の組み合わせで挑んでいるような雰囲気が伝わってきます。

▲ゲームオーバー時にはタイムや獲得ゴールドが表示されます。

▲一度死亡したら、そこには跡が。

攻略の要となるギミックやモンスターを一部紹介

攻略中に登場するモンスターやギミックなどを一部紹介しておきます。

▲ワープホール。同じ階層の別のワープホールに移動します。

▲手。壁から出てきて一定時間立つと引っ込みます。

▲スイッチ。押すと一定時間柵が開きます。一定時間なのでスイッチから離れたらすばやく開いた柵に渡る必要があります。

▲赤こうもり。一定区域を高速で旋回しています。

▲上側の赤いダルマっぽい敵。火を噴いて直線上を攻撃します。

紹介した以外にも透明になり、その間は主人公が触れても死亡しない敵などあと数種類存在します。基本的にモンスターの動きを見ながらダンジョン内部構造を把握し先に進めていくゲームです。

やり込みするほど面白くなるのではないか?

現在、そこまでやり込んでいるわけではありませんが、やり込めばやり込む程面白くなっていくゲームなのかな?と感じています。こじんまりとしていて小さな空間、ステージによっては工夫すれば10秒もかからずクリアできます。実績関連にタイムアタックがあるのでどれだけ速くクリアするか競えます。レトロゲームの面白味が詰め込まれています。

▲実績解除の一覧。最後の5分クリアはできたら素晴らしいです。私はプレイに15~20分かかりますが効率や手順を覚えればじゅうぶん5分も可能ではないと思っています。

短期開発ゆえの荒さはある

長くプレイするゲームではないゆえにあまり気になりませんがいくつか不満点があります。1つ目が敵パターンの少なさ。こればかりは短期間開発で欲張れない部分がありますね。次に視界の悪さ。おそらくトラップ(敵)の配置を探しながら進むステルスアクションを意識して開発しているからだと思いますが意図的に視界を悪くしています。ダンジョン&バーグラーはゲームオーバーになるとクリアしたステージも含めて初めからプレイし直しになります。初見プレイでは、敵を探す楽しみがありますが2回3回とプレイしていくと逆に不満点にとなってきます。

次に気になったのは難易度の低さとボリューム。30ステージありますが難しくなってくる(中級レベル)のは20ステージを越えてからです。それまでは他アクションゲームで言えばチュートリアル的な難易度ですね。難しくなってから10ステージなので寂しいです。また、せっかく作った素材が勿体無いと感じます。

個人開発者さんは特に注目しておくべきゲーム

ダンジョン&バーグラーは見た目やゲームの雰囲気から洋ゲーを想像しそうですが、リリースは日本企業の株式会社ヒストリカが行っています。ホームページ(下部にリンクあり)を見ると設立1年の小さな企業ですがUnrealEngine4の開発に特化したゲームソフト・デジタルコンテンツの開発を行っています。デザイナーさんが1ヶ月の開発期間の元1人で開発したそうです。以下、メーカーのプレリリースを一部引用します。

本作は1人のクリエイターが好きなように1タイトル作るという方針のもと制作され、「少人数かつ短期間の低コストで、Unreal Engine4のモバイルゲームを開発する」ことに挑戦しています。しかも今回はデザイナー1人で開発! 一見無謀な企画にも見えますが、Unreal Engine4のBlueprint機能を駆使してプログラミングなしで組み上げ、マーケットプレイスのアセットを活用することで、約1ヶ月という開発期間でリリースすることができました。
引用元:historia初のオリジナルタイトル「ダンジョン&バーグラー」Android版リリース! | historia Inc - 株式会社ヒストリア

Unreal EngineはUnityと双璧をなす存在なのでおそらくUnityもほぼ同様の開発が可能と思いますが、つまりはアセットを使用すれば1人でここまでのゲームを開発する事が可能な時代となったのです。

まとめ

綺麗にまとめると敵に隠れてやり過ごす系統の簡易的なステルスアクションですね。1プレイ15分ぐらいで最後までクリアできるほどよい時間のアクションゲームです。粗はあるものの初見プレイは面白いです。難易度はそこまで高くありませんのでアクションゲーム初心者がプレイしても大丈夫です。

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