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骸骨をスワイプしてゴールへ導く横アクションゲームアプリ「Skullduggery!」のレビュー

骸骨をスワイプしてゴールへ導く横アクションゲーム「Skullduggery!」の感想・レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

Skullduggery!とは

Skullduggery!は引っ張って離す事により頭骸骨をゴールまで進める横アクションゲームです。主人公の頭蓋骨は地獄の税金徴収員であり、屋敷を強制捜査してコインや資産を徴収するのが目的となります。当然、屋敷の主(地獄が舞台なので敵も骸骨)が邪魔してきますので、敵を倒したり避けたりしながら、なるべく多くのコインを集めゴール(脱出)を目指していきます。AngryBirdと操作方法は似ていますが、比較しても爽快でありスピード感も相まって完成度の高いゲームとなっています。音楽もジャズちっくなコミカルホラーテイストで世界観もしっかりしています。プレイするとAngryBirdのフォロワー的なゲームではなく独特の要素が詰まったオリジナル性の高いゲームである事がわかると思います。

開発はインディーズゲームデベロッパーClutchPlayGameです。ポートランド州オレゴンにステジオを構えています。なお、Android版は広告付き無料でiOS版は600円です。Android版はアンロック600円で広告を解除した上でiOSと同等の機能が得られます。正直、アンロックの必要性を感じないほど、ほとんどの事ができますが。

プロモーションムービー

Skullduggery!のレビュー

高速引っ張りアクションとスローモーション

Skullduggery!は横スクロールのアクションゲームです。画面をドラッグして狙いを定めて引っ張り離すと自キャラである頭蓋骨は反対方向に飛び、物理挙動に従って動きます。一度飛んだ後、画面をホールドすると時間がスローモーションします。パレットタイムと呼ぶ機能ですが、スローモーション中に狙いを定めて引っ張って離す事によりさらに空中で連続ジャンプを行う事ができます。これにより理論的には360度どこにでも移動できる事になります。この引っ張り移動を繰り返しながらステージを先に先にと進める事がSkullduggery!の基本です。

練られたステージ

Skullduggery!は4エリア8ステージの計32ステージあります。エリアは学園、帝国、ピラミッド、詐欺被害者

の4エリア。エリアが異なるとフィールドの見た目が変わるだけでなく、骸骨の服装なども変わります。また、エリアが変わるたびに新ギミックが登場するため、プレイしていて中だるみする事はあまりありません。ステージは大きく分けるとパズルアクション的なステージ、端から壁が迫ってくる時限ステージ、そしてエリア最後のボスステージの3種類になります。ステージ数が少なく見えますが1ステージをクリアするのに早くて2分、長いステージだと10分以上かかるステージもあります。やり答えで言えば十分過ぎるほどあります。

パズルアクション的なステージは様々なギミックを使い敵を退けながらコインや資源を回収していくステージ。パズルアクションと表しましたが、Skullduggery!は全体的にアクション要素が強いので、敵の攻撃は上手に交わしていく必要があります。時限ステージは後ろから壁が押し寄せてくるため、前に前にとどんどん進まねばなりません。壁に挟まれると失敗です。コインや資源を回収すると時間がかかるため、どれだけ効率良く集めるかもポイントとなります。ボスモードは基本的にこの時限ステージを+アルファしたようなステージです。画面後方から追いかけてきて攻撃してくるボスから逃げながらステージのギミックや攻撃アイテムなどで敵を攻撃していきます。

▲1エリア目のボス。基本的には突進してくるだけなのでひたすら逃げます。自キャラの頭蓋骨を大きくするアイテムがステージに転がっているので拾ったら体当たりの繰り返しです。

▲2エリア目のボス。銃を乱射してきます。銃の威力も高くブロックを次々破壊してくるので防壁があっても急がなければ蜂の巣に……。

難易度

難易度はカジュアル・普通・ハードコアの3種類あります。カジュアルは敵の攻撃を受けても絶対に死にません。即死トラップやボスに突っ込んだ時に限定されます。また、ボスと戦闘中、普通以降は失敗した場合初めからプレイする事になりますが、カジュアルの場合は普通のステージ同様チェックポイントからはじまります。反対にハードコアは1回でもミスしたら失敗、失敗したらステージの初めからとかなり鬼畜モードです。各難易度でステージ構成に違いはない模様です。私はEASYでプレイしていますが、アクション初心者はこれで充分楽しめますね。

モンスターやギミック

豊富と言ってもいいほど登場するモンスターやギミックもSkullduggery!の面白さを際立てています。世界観に合うとおり全てのモンスターは骸骨ですがコメディホラーが似合うようなどこかコミカルな骸骨達がプレイヤーの邪魔をしてきます。骸骨はステージに合うテーマの服装をしています。またバットを持っている骸骨に近づくとホームランの要領で頭蓋骨を飛ばされたり、銃を持っている骸骨に近づくと撃たれたりします。そのためプレイヤーは骸骨の背後に回って攻撃するか、銃やバットを避けた上でパレットタイムで動作硬直の瞬間を狙います。敵は基本的に体当たりすると倒せますが、頭に当てると報酬のコインや脳髄も入手できます。(脳髄はクリア時の達成ボーナスに含まれる)

▲モンスターは外見もコミカルですが攻撃方法は多彩です。

ギミックはステージが進む毎に次々増えていくのが特徴ですね。いくつか紹介したいと思います。

  • 骸骨の手:プレイヤーが突進すると必ずこの位置で止めてくれます。
  • 炎:プレイヤーが炎に包まれると箱や木の綱を燃やします。
  • バネ:バネの方向にさくーっと強制ダッシュをします。スピード感を与える一番の要因ですね。

パレットタイムの魅力

Skullduggery!のオリジナリティが何かと聞かれると一番はこのパレットタイムであると言えます。Skullduggery!は比較的スピード感のあるゲームですが、パレットタイムのおかげで高速による爽快感を維持しつつもテクニカルなプレイができます。空中連続ジャンプはお手の物ですし、敵が攻撃してきた時に避け、攻撃後の硬直時を狙って敵の頭に体当たりして敵を倒す事もできます。他のアクションゲームだと容易にできない事を簡単に実現できるので、変態的なプレイを楽しめます。また、アクション初心者はパレットタイムを利用して敵の動きをスローモーション化する事で簡単に避けて突破する事ができます。シューティングゲームで弾幕が出すぎた時の処理落ちのような感覚です。このように、パレットタイムはアクション初心者から上級者まで満足のいくシステムとなっています。

やり込み要素と攻略し甲斐のあるステージ

頭蓋骨のコレクションを集める事ができます。自キャラ頭蓋骨の見た目が変わります。Android版の無料部分だと全てを集める事はできませんが。また、各ステージのミッションですね。基本的にはステージをクリアする事が目的ですが、その間に稼いだコイン数や宝箱から収集した資源をどれだけ集めたか?、指定時間でクリアできたか?、敵骸骨の頭をどれほど倒す事ができたかの達成目標があります。完璧な攻略を狙うためにはステージ構成を把握し隠し部屋を見つけ全ての敵を倒した上でクリアする必要があるので、なかなかに難易度が高くやり込み要素としてはこれだけでも豊富です。

▲クリア達成要素は全て達成しようと思えば、繰り返しプレイでコツを掴んで可能なレベルなので、ついつい向きになってしまいそうです。

AndroidとiOSの価格問題

Androidは広告付き無料でiOSは600円です。Androidの基本無料条件は以下の内容ですが600円でアンロックする事ができます。

  • 1.ステージ開始時やクリア前に30秒ほどの動画広告
  • 2:ボーナスドクロの解放(自キャラの見た目が変わるコレクション的要素)
  • 3:対戦モードがプレイできるようになる

主にこの3つです。広告が長いのが多少気になりますが1ステージのクリアは2分~5分、じっくりプレイすると10分ぐらいかかるため、休憩時間と考えれば苦にならない程度です。Skullduggery!の売りである対戦モードができない欠点があるもののソロステージは全てプレイする事ができます。この違いだけでiOSは600円……う~ん……。正直に言えばSkullduggery!は600円以上の価値が十分にあります。爽快感や高速感もあり横アクションゲームとしての質は極めて高い。しかしAndroidは無料……。Androidが無料なのは海賊版対策になります。

Androidの有料アプリは海賊版に悩まされますがiOS版はAppleが管理しているため、あまり海賊版に悩まされる事はありません(脱獄せずに海賊版をプレイする方法もあるのですが)。そのため、Androidアプリは基本無料、iOSは有料で配布するわけです。

うーん、少し思うところもありますが、このアプリ限定ってわけではありませんからね。

▲アンロック内容。この中でゲーム的に大きな効果があるのは対戦モードぐらいですね。正直、Android勢は広告解除に600円を払うかどうか、お布施をするかどうかぐらいで決めちゃっていいと思います。

まとめ

雰囲気・音楽・アクションの面白さどれを取っても平均レベルでとても面白くやり応えのあるアクションゲームに仕上がっています。これを広告無料はちょっと奮発しすぎな気がしますね。オーソドックスな横スクロールアクションだけどちょっと変わった操作感と洗練したステージ構成を楽しみたい方は是非プレイしてみてください。

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