攻略記事

アカツビアンナイト

4話

おそ松いや~、美味しいお酒だったね~。
それに、料理も美味しかったし。
カラ松香辛料の匂いも最初は戸惑ったが、
食べてみれば案外いけるものだな。
おそ松お祭り期間中だから、
夜も人いっぱいだな……。
つーか、一松、酒でダウンしてるし。
一松……。
カラ松家に帰るまでは仕方がない。
どうにかオレ達でブラザーを家まで
持って帰ろう。
おそ松そうなんだけどさ……。っていうか、
夕方より騒がしい気がするんだけど
気のせい?
カラ松フッ……祭りというものは人を誘うのさ。
おそ松……いや、よく分かんないし。
祭りってだけじゃない気がすんだけど。
一松…なんかアカツビア国の第五王子が
来てるとかなんとか。
おそ松うぉ!?い、一松!?
カラ松も、もう平気なのか?
一松…さすがにもう慣れた。
この人の多さはアカツビア国の王子のせい。
おそ松ど、どこでそんな話聞いたんだよ。
一松引っ張られてる時に。
通りがけに聞こえた。
おそ松へー、第五王子ねぇ。
……はっ!良い事思いついた!
王子がこの街に来てるんだろ?
もしかしたら、
迷子になってるのかもしれないじゃん?
カラ松さすがに王子なんだ。
警護が付いているだろう。
一松それに迷子になった王子を
探してどうすんの…?
なんか予想できそうだけど。
おそ松友達になる!
そして、タカる!
2人クズの発想だ……。
おそ松アカツビア国の王子って言うぐらいなんだし、
めっちゃ金持ってそうじゃん?
こっちに来てる間だけでも、
タカれば豪遊し放題だし!
親切にしとけばお小遣い貰えそうじゃんか!
どうよ、俺の考え。
名案じゃね?
一松でも…、そう簡単に見つからないでしょ。
カラ松人が多くなったこの街で、
オレ達3人だけじゃ厳しいだろう。
おそ松こういう時は兄弟全員で取り組むんだよ。
バイトしてるより、こっちの方が金になるんだし。
バイトなんてやめさせて、
一緒に探せばいいじゃん。
2人なるほど。
おそ松よーし、早速あいつらのところ行って、
この事を知らせてやろうぜ!
一松………………。
 …………。
おそ松おい、一松何してんの?
ずっと立ったまんまで。
カラ松そうだぞ、一松。
置いて行きそうになったじゃないか。
一松…きたくない。
2人え、なんて?
一松…動くと吐きそうだから引っ張って。
おそ松嘘だろ!?
立ってるじゃんか!
一松立てはするけど、動いたら…うっぷ…。
ほんとのゴミクズみたいになった気分。
カラ松わ、笑ってる場合じゃないぞ……。
おそ松あー、もう。
カラ松、また一松を引っ張って戻るぞ!
カラ松お安い御用だ、ブラザー。
 …………。
テレビ先日から、赤塚区とアカツビア国が
姉妹都市となった事を記念し、
赤塚区ではお祭りが開催されており……
チョロ松あ、このお祭りの事、
ニュースでも取り上げてくれるんだ。
トド松だね~。
これでもっと人がいっぱい来たりしてね。
セレブや有名人とか来てくれないかな~!
チョロ松ほんと、そればっかだよね。
人多いし、そうそう来ないんじゃない?
トド松知らないの?チョロ松兄さん。
木を隠すなら山って言うでしょ?
チョロ松それを言うなら、森だろ?
急にボケるなよ、ビックリするから。
トド松え、だって、山だったら
木隠れられるじゃん。
チョロ松ガチで言ってたのかよ!?
おそ松おい、チョロ松!トド松!
バイト辞めて人探しするぞ!
チョロ松はぁ?なに言ってんの?
っていうか、なんで人探し?
おそ松説明すんのめんどくさいから、
とにかくさっさとバイト辞めてくれ!
チョロ松いや、そこ大事だから!!
そこ端折って納得する奴いないから!!!
カラ松第五王子がこの街で
エスケープをしているらしい。
そこで、オレ達が王子のフレンドになるんだ。
十四松……。
カラ松じゅ、十四松!?
いつのまにオレの後ろに!?
トド松うわー……。カオスだ……。
一松…人多い。
気持ち悪い、は…吐きそう!
チョロ松お前ら、ほんと
なにしに来たんだよ!!!

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