シノアリス攻略記事

グレーテルのストーリー考察 ※ネタバレ注意

シノアリスにおけるグレーテルのストーリー考察です。衝動篇や憎悪篇のストーリーを掲載しています、ネタバレになるのでまだプレイしていない人や、ストーリーを知りたくない人はご注意ください。

※ゲーム内より引用

衝動篇 第一章

一節

少女は呟く。ここはどこ?私は誰?ああ―――私は私。愛しい兄様、御機嫌よう。あら?なぜ武器を持たせるの?これで殺すの?誰を?どうして?作者の復活に必要だからと言われても、私には何もわかりません。でも、兄様がそう言うのなら殺します。絞った贄の甘い血で とろけるお菓子を作りましょう。

二節

まっくらの森。怖い森。けれど大丈夫。繋いだ手があたたかい。

三節

お弁当のパンを食べましょう?けれど兄様は、パンをちぎって捨てていくのです。ああ、なんてもったいない。

四節

ちぎったパンは帰り道の目印に。兄様は頭が良いけれど、気持ちには驚くほどに鈍感で。親の心子知らずとはよく言ったものでした。

五節

気づきました?私と兄様は捨てられたのです。でも構わないの。私は兄様さえいれば・・・

六節

ちぎったパンは小鳥に食べられて、帰り道はわかりません。でも、それでいい。だって2人でいられるから。

七節

2人で過ごす夜の森。遠くで狼が鳴いています。いっそのこと一緒に食べてもらえたら、この上ない幸福だと思いませんか?

八節

ねえ兄様。お腹がすいたら私をたべてくださいね。だから、私も兄様を食べますね。

九節

兄様、兄様、ニイさま、にいさま。愛しい私の兄様。私達は何があっても一緒です。だから、答えて兄様

十節

あれはお菓子の家かしら?どう思われます?ヘンゼル兄様。ねえ、お返事をしてください・・・兄様。呼びかけても呼びかけても兄様は答えない。少女はとても悲しくなって、兄様を入れた鳥籠を激しく叩きつけました。ころりと転がる兄様の頭。兄様、兄様?いいえ、あれはーーー
2人は一緒にいられれば、ただそれだけで満足で。あら?なのにどうして作者の復活を望むのでしょう?何の為に?何の為に?何の為に?何の為に?何の為に?何の為に?それは××をKasをkぎゃp 虚妄 それは、少女の首を絞める、柔らかな真綿。

衝動篇 第二章

衝動篇 第二章は、グレーテルとシンデレラのクロスストーリーとなります。

一節

ある日、卑劣と妄執が出会った。いつもの通り、シンデレラは言葉の刃を投げかける。いつもの通り、少女は鳥籠の中の首に話しかける。一方的な言葉。嚙み合わない会話。相手を傷つけて楽しむ、卑劣を謡う灰かぶり。けれど彼女は、珍しく眉を顰めた。

二節

以下シンデレラのセリフ

その夢見る瞳を曇らせて。微笑む口元を歪ませたい。それなのに、アイツに言葉は届かない。

三節

以下グレーテルのセリフ

ねえ、兄様。愛しい兄様。私達はいつでも一緒。2人で1つ。兄様は私。私は兄様。兄様、兄様、大好きです。

四節

以下シンデレラのセリフ

あの虚ろな瞳を傷つけるには どうしたらいいだろう?何が一番有効かな?ああ、考えるのが楽しくて仕方ない!

五節

以下グレーテルのセリフ

兄様は時々お返事をしなくなる。怒っているの?どうして?それは、私が・・・

六節

以下シンデレラのセリフ

じっくりゆっくり観察して、相手の一番大切な物を、刃で一気に切り裂くタイミングはいつ?

七節

以下グレーテルのセリフ

私の一番大切な兄様。私があなたを守ります。意地悪な魔女のお腹に収めてなるものか。

八節

以下シンデレラのセリフ

なあ、一つ聴いていい?アンタの大事な兄様は、とっくの昔に死んでいる。ーーー誰が、兄様、殺したの?

九節

以下グレーテルのセリフ

生きている、兄様は生きている。生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きてーーーじゃあ、死んだのは、誰?

十節

あなたは魔女?そう呟いた少女の声は低い。だったらどうする?と口元を歪めて笑うシンデレラ。それは軽い挑発。ようやく自分を見た少女に やっと届いた言葉の刃。けれど、それは両刃の剣。いつも空を漂う虚ろな瞳。そこに、憎悪の炎が灯された。
魔女魔女魔女魔女。魔女魔女魔女魔女魔女魔女魔女魔女魔女。何度も何度も呟きながら 少女は敵に刃を振り下ろす。だからこそ、気づいてしまった。兄を殺したのは彼女なのだと。ああ、それは何て悲しく 何て愚かで なんてーーー面白いんだろう。虚妄の君を憐れんで、卑劣は笑う。最高の喜劇をありがとう、と。

衝動篇 第三章

一節

ふらふら歩く、夜の森。ガサゴソ聴こえる茂みの音。ねえ、兄様。怖いです。私に何かお話しをして?・・・ふふふ、そんなの嘘でしょう?兄様ったら冗談ばかり。幸せそうな笑みを浮かべて、少女は1人でお喋りをする。闇に覆われたのは道の方?それとも、少女の心でしょうか?それは本人にさえも、わからない。暗く深い迷いの森。

二節

兄様の歌がとても好き。なのに、どんな声だか思い出せなくなるのです。

三節

兄様の柔らかな手が好き。だけど、あたたかさが思い出せないのです。

四節

兄様の優しい瞳が好き。けれど、その色が思い出せないのです。

五節

兄様の早い足が好き。でも、今は競争できないですね。

六節

兄様の腕が好き。それなのに、抱きしめられた時の強さを忘れてしまったの。

七節

ねえ兄様。私達、いつから手を繋ぐのをやめたのかしら?

八節

ねえ兄様。私達、いつから話すのをやめたのかしら?

九節

ねえ兄様。答えて兄様。私を1人にしないでください。どうかお願いですから。

十節

何度も目をこすっては、目の前の光景に目を見張る。だってそこにあるのは 愛しい愛しい兄様の姿。手を繋いで夜の森。お菓子の家で魔女に会い。命からがら抜け出して。そして、この手でーーー愛しいきょうだいの 名を呼びながら 少女は歓喜の涙を流した。
その白い腹を引き裂き 湯気立つ内側に頬ずりして、ああ愛しき人よと咽び泣く。それは闇に染まった自分だと、何度言われても理解しない。その虚ろな瞳に映るのは、病的なまでに愛したきょうだいの姿。・・・あの時私は何を間違った?涙ながらに口づけた彼女は お菓子のように甘かった。

衝動篇 第四章

一節

あなたは兄様? いいえ、違います。 あら、そうですか。死んでください。あなたは兄様? はい、そうです。 嘘はやめて。死んでください。少女は最早、彷徨う凶器。現実逃避の悲しい狂気。苦しくつらい森の中。ここから連れ出してくれるのはーーー

二節

作者は意地悪。親に捨てられ、魔女に食べられそうになる物語に私達を出すなんて。

三節

作者は皮肉で残酷。酷くて嫌い。でも、兄様ときょうだいにしてくれた事には感謝します。

四節

魔女がいるお菓子の家なんて大嫌い。お菓子を食べるくらいなら、私は兄様を食べたい。

五節

愛した人をこの手にかけて、お腹に収めて悲しむ。

六節

調理の仕方はどうしましょう?オリーブオイルにバジルに胡椒、臭み消しにはローリエを。

七節

いいえ、下手な味付けをしなくても、兄様はきっとオイシイ。

八節

兄様に アイタイ。兄様を アイシタイ。

九節

作者は ドコ。

十節

どんなに敵を潰しても 少女の心は未だに闇の中。彼女はただ、愛した兄と手を繋ぎ 甘いお菓子を食べたいだけなのに。作者はどこ 敵を殺せば蘇る? それなら山のような死体を積み上げて、 そこに作者を迎えましょう。
山のようなゴーレムをニコニコ笑顔ですり潰す。ああ、こうすればいいのですね? こうすれば作者が蘇るのですね?けれど作者は戻らない。少女の兄も戻らない。 嘘つき、嘘つき、嘘つき、嘘つき!足りないのならまだ殺そう。 甘いお菓子の家のように、臭い死体の家を築きましょう。

憎悪篇

実装されていません。

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